Multi-Referential コンストレイントは、一種の複雑な Parent/Child コンストレイントを作成する方法で、複数の変換リファレンスをソース オブジェクトとして使用することができます。これにより、あるオブジェクトの変換リファレンスを他のオブジェクトに再割り当てすることができます。
他のコンストレイントと異なり、Multi-Referential コンストレイントは Key Controls を使用して作成できます。
Multi-Referential コンストレイントは、モデルのリファレンス ポイントを変更したい場合に便利です。このようなリファレンス調整は、多くのさまざまな状況で発生します。ここでは、いくつかの例を示します。
車があるシーンで、キャラクタが車のモデルまで歩き(Global リファレンス)、車に乗り込み、別の場所へ運転していくよう(Car リファレンス)、Multi-Referential コンストレイントを使用することができます。
キャラクタは、その後、車から降り、エレベータ モデルに乗り(Elevator リファレンス)、別の階に行って、動く歩道のモデルに乗ることができます(Sidewalk リファレンス)。
Multi-Referential コンストレイントを使用して、キャラクタにプロップ(小道具)を操作させることができます。たとえば、手から手へプロップを持ち替えさせたり、体に固定したケースに入れてプロップ(銃ケースに入った銃など)を持ち運ばせたりすることができます。このコンストレイントを使用すると、プロップをつかんだり、投げたりすることができます。