オブジェクトを MotionBuilder に追加した時点で、シーン内にライトがなくてもオブジェクトは Viewer ウィンドウに表示されます。これは、グローバル ライトによって汎用のライティング エフェクトが作成されるためです。
グローバル ライトとは、ライトが追加されていない状態でシーンを照らす、既定のライトのことです。グローバル ライトはモデルを一定のアンビエント ライトで照らす「作業用ライト」に過ぎないので、正式なライトとしては扱われません。グローバル ライトを選択したり、より明るくしたりすることは不可能です。
シーンにカスタム ライトをドラッグして追加すると、次の図の(B)のようにグローバル ライトは無効になります。
グローバル ライトとカスタム ライト (A)シーンのグローバル ライト (B)シーンに追加されたグローバル ライト
グローバル ライトは作業中の一般的なライトとして便利ですが、シーンの雰囲気が単調になります。グローバル ライトではシェーダを表示できず、アニメートも不可能で、また位置や強度も変更できません。
グローバル ライトを選択すると、Global Lighting 設定が表示されます。ここでは、シーンの一般的なカラーや明度を変更できます。
グローバル ライトの設定 A. Ambient Color 設定 B. Fog 設定
Global Lighting 設定は、全体の環境照明エフェクトおよびフォグの設定などグローバル ライティングのパラメータの調整に使用します。
グローバル ライティングの例 A. グローバル ライティング B. アンビエント カラーを変更 C. アンビエント カラーを変更しフォグを追加 D. アンビエント カラーを変更しフォグと 2 つのカスタム ライトを追加