概要 - 固定長配管スペック

3D モデルで固定長配管の経路作成機能を有効にするには、[固定長を使用]を選択(True に設定)し、[固定長]の値を指定した配管を配管スペックに含める必要があります。

AutoCAD Plant 3D 2015 では、[最小カット長]という新しいプロパティが追加されています。3D モデルで配管経路を作成するときに、作成される最小配管セグメント長は、[最小カット長]です。

TYPE=PIPE-FIXED が含まれるようにコンテンツの Iso シンボル定義を設定し、終端タイプを示す SKEY を指定することによって、アイソメ図面により適切に対応することができます。

[カタログ エディタ]の[一般プロパティ]タブで、[アイソメシンボル タイプ]と[アイソメ シンボル SKEY]を設定します。

カタログ内のこれらの値を設定し、配管スペックを作成または更新することもできます。

注: 最小カット長は、すべての配管(固定長だけでなく)に適用されます。経路作成時に配管がカットバックされる場合、最小長より短くカットバックされることはありません。

スペック エディタを使用して、プロジェクトの配管スペックの[固定長を使用]と[固定長]のプロパティを設定することができます。新しい固定長の配管経路作成機能を有効にするためには、固定長のプロパティを設定する必要があります。

[最小カット長]プロパティは、配管経路の作成時に作成される最小配管セグメント長を指定します。スペックの各配管サイズに対して異なる最大([固定長])および最小([最小カット長])を指定することができます。[固定長]プロパティは、固定長配管の経路作成時に使用されます。[最小カット長]は、許容される最小セグメントを指定します(固定長配管に対して重要ですが、すべての配管に影響します)。

注: 固定長配管を使用するプロジェクトで作業を開始する場合、プロジェクトの設定で配管スペックや継手の設定を修正する必要がある場合もあります。プロジェクトで固定長配管経路作成の準備が完了しているかどうかを確認するには、「3D モデルで固定長配管が設定されているかどうかを確認するには」を参照してください。