チームの連携を改善し、Revit のパフォーマンスを最適化します。
ワークシェアされているモデルで効率的に連携することにより、チーム ワークフローを無意味に中断しなければならなくなる機会が減ります。
- 大規模なプロジェクトでは、常にチーム間で連携をとる必要があります。遠く隔たった場所に点在するチーム間でモデルの編集内容の調整や保存を簡単に行うことができるように、多くのチームでインスタント メッセージ(IM)ソフトウェアが導入されています。これと同じくらいに Revit Cloud Worksharing は便利です。「Revit Cloud Worksharing について」を参照してください。
- プロジェクト内でレベルを移動するなどの重要なオブジェクト変更を行う場合、他のユーザがファイルを使用していないときにその操作を実行してください。すべての要素が放棄されていることを確認してください。変更操作が完了したら、すべてのユーザに対して、新しいローカル ファイルの作成を依頼してください。
- 事前に[最新版を再ロード]コマンドを実行しておくと、[中央モデルと同期]操作を短時間で実行することができます。
- 他のユーザがプロジェクトを 1 日以上にわたって編集した場合、チームの他のメンバーから 1 日以上遅れた個々のローカル モデルを[最新版を再ロード]ボタンで更新するよりも、中央モデルから新しいローカル モデルを作成する方が早い場合があります。
- プロジェクト チーム内では、できるだけ同等の性能りワークステーションを使用してください。1 人のチーム メンバーが大幅に劣る性能のマシンを使用すると、プロジェクト全体でパフォーマンスが低下するおそれがあります。
- Revit は、一度に 1 つのローカル モデルを中央ファイルに保存します。納期が近づくと中央モデルへの保存頻度が高くなるため、Worksharing Monitor を使用して、[中央モデルに保存]操作をチーム全体で調整してください。また、中央モデルに保存することをチーム メンバーに伝えるか、各チーム メンバーに対して標準の保存時刻(毎時 10~15 分など)を割り当てることにより、定期的な保存操作がチーム メンバー間で重ならないように調整することができます。
- [中央モデルと同期]操作が競合する場合は、現在別のユーザが中央モデルに変更内容を保存していることを伝えるダイアログが表示されます。[中央モデルと同期]操作をキャンセルすると、保存リクエストがキューに入らなくなるため、再度[中央モデルと同期]操作を実行するまでは、引き続きローカル ファイルを編集することができます。
- Revit は開いているすべてのビューを更新した後で保存するため、保存操作の開始時に、製図ビューなどのシンプルなビュー以外のビューをすべて閉じておくと、ローカルの保存や中央ファイルへの保存のパフォーマンスが向上します。
- ディスクの使用量を減らすには、中央ファイルとローカル ファイルを定期的に圧縮してください。