部屋とスペースを効率的に設計する
パフォーマンスに対する影響が最小化されるように部屋の分割やスペースを設定します。
部屋を作成したりモデルのスペースを設定する際には、次のベスト プラクティスを検討してください。
リンク ファイルの[部屋の境界]タイプ プロパティを選択するのは、どうしても容積(部屋とスペース)に境界を作成しなければならない場合に限ってください。
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でこうした付加的な境界線を処理すると、モデル パフォーマンスに影響が及びます。
同じ高さに 2 つのレベルが存在する場合は、すべての部屋を 2 つのレベルのいずれかに配置する方が、部屋を 2 つのレベルに分散して配置するよりも、パフォーマンスを向上させることができます。
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部屋の境界線の重複に関する警告メッセージが表示された場合、すみやかに解決してください。
部屋の分割線が他の分割線や壁と重ならないようにしてください。部屋分割線をモデルに配置するには、壁と部屋、または空間分割線が表示されたワイヤフレーム ビュー テンプレートを作成します。
簡単に判別できるように、部屋または空間分割線の色を赤に設定し、線を太くしてください。
簡単にコントロールできるように、1 つのワークセットに部屋分割線を配置してください「
ワークセットとパフォーマンス
」を参照してください。
容積の計算をオフにするとパフォーマンスが向上しますが、MEP で使用される容積解析機能の多くが無効になります。容積の計算がオフになっていると、部屋は単なる押し出しとして表示され、天井、屋根、床、その他の上下の境界は考慮されません。
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容積の計算の設定は
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テンプレートに保存されるため、通常はオフにしておき、次の処理を行う場合にのみオンにすることができます。
断面図ビューで、部屋の色の塗り潰しをより正確に表示する。
集計した部屋の容積を出力する前に、部屋ごとの容積数を計算する。
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gbXML ファイルを書き出す。
建物のパフォーマンス解析を実行する。
分割されたボリューム ジオメトリに基づいて、ボリューム内の要素の位置を確認する。
「
部屋の容積の計算を有効にする
」を参照してください。
親トピック:
効率的にモデリングを行う
関連概念
部屋分割線について
関連タスク
部屋の境界要素について
部屋の容積の計算を有効にする