自動関連付け

[自動関連付け]コマンドによって、新しく作成された解析要素と重なっている物理要素の識別と、その要素間の関連付けの作成が自動で行われます。

自動関連付けについて

Revit モデルの解析表現を手動で作成する際には、各解析要素をその物理的なコンテキストに関連付ける必要があります。2023.1 リリース以前の Revit では、各解析要素を作成した後、関連付けの作成は手動で行うしかありませんでした。この機能を有効にすると、この[自動関連付け]コマンドによって、新しく作成された解析要素と重なっている物理要素の識別と、その要素間の関連付けの作成が自動で行われるため、クリックして関連付けを行う必要がなくなります。

自動関連付けを作成する

  1. 解析用部材または解析用パネルを作成します。
  2. 要素の[修正]コンテキスト タブ [コーディネーション]パネルで、 (自動関連付け)をクリックして、重なっている物理要素と解析要素間の自動での関連付けをオンにします。
    注: 既定では、自動関連付けはオフになっています。この設定はセッションごとに保存されます。Revit を再起動すると、この自動関連付けは既定にリセットされます。
  3. 解析要素を物理要素の上に描画します。関連付けが正常に行われると、物理モデルがハイライト表示されます。

この[自動関連付け]コマンドによって、解析要素の境界ボックスと物理要素の境界ボックスとの交差が評価されます。解析要素の境界ボックスの 70% 超が物理要素の境界ボックスと交差する場合に、これら 2 つの要素間に関連付けが作成されます。ボックス交差の割合の値はハードコード化されます。

注: このコマンドは、関連付けが作成された後に行われた変更は反映しません。