構造接合のコードのチェック

構造接合部設計において、適用された荷重およびモーメントが AISC または EC3 標準に従っているかどうかを確認する方法について学習します。

一部の構造接合ファミリには、パラメータ、ジオメトリ、および解析情報を変更する独自の設定ダイアログがあります。「構造接合を修正する」を参照してください。

[コードのチェック]タブは、鉄骨接合インスタンスに対してのみ鉄骨接合設定ダイアログで使用でき、鉄骨接合タイプ レベルで無効になります。

鉄骨接合インスタンス プロパティのダイアログを開くには:

  1. 接合内のインスタンスを 1 つ選択します。
  2. プロパティ パレットの[インスタンスで上書き]パラメータをオンにします。
  3. [詳細パラメータ]の[編集]ボタンが使用可能になると同時に、 (パラメータを修正)リボン コマンドが[修正 | 構造接合]タブ [接合]パネルで使用できるようになります。
  4. 手順 3 で説明した 2 つのオプションのいずれかを使用して特定の接合設定ダイアログにアクセスします。
    注: これで、接合タイプの設定が無視されます。選択したインスタンスに特定の設定を定義し、タイプ設定を上書きします。

    構造接合インスタンス プロパティ」を参照してください。

[コードのチェック]タブが、接合固有のダイアログの[プロパティ]タブで使用できるようになりました。

コード チェック後の計算結果は、このダイアログの[コードのチェック]タブに表示されます。接合のステータスは、[計算されません]、[チェックに失敗しました]、[正常にチェックされました]のいずれかになります。

注: すべての構造接合には、承認ステータスとコード チェック ステータスの 2 つのタイプのプロパティがあります。[コード チェック ステータス]は、[コードのチェック]エンジンによって自動的に入力されます。
[コードのチェック]の設定
オプション 説明
[チェック]ボタン 鉄骨接合部の設計が、選択した AISC または EC3 標準に従って荷重とモーメントの値に抵抗できるかどうかを検証できます。簡易バージョンのレポートが[コードのチェック]ウィンドウに表示されます。 このレポートには、失敗した検証結果のみが示されます。
[Presize]ボタン 繰り返しのプロセスが開始されます。このプロセスでは、加えた荷重に抵抗する接合ジオメトリが見つかるまで、ボルトの直径、プレートの厚さ、溶接の厚さが自動的に増えていきます。このオプションを使用できるのは、AISC コードのチェック モジュールのみです。
[レポート]ボタン ドキュメントを作成し、その中に検証されたすべての接合が表示されます。このレポートを作成するには、最初にモデルを保存する必要があります。レポートは、Revit プロジェクトと同じ名前の付いたフォルダに自動的に保存されます。モデルをもう一度開いてから[レポート]ボタンをクリックすると、レポートを表示することができます。

計算に使用する荷重とモーメント

荷重とモーメントを挿入するには:
  • [自動値]オプションを使用します(AISC モジュールでのみ使用できます)。

    AISC モジュールでは、荷重とモーメントが自動的に生成されます。その際、鉄骨の接合が入力要素を超える負荷に耐えられるように考慮されます。軸力、せん断力、およびモーメントの各値は、入力断面形状の弾性機能または塑性機能を考慮して計算されます。[コードのチェック]タブ上の[設定]ボタンをクリックして表示される[設定]ダイアログ ボックスで設定することができます。

または