フレーム参照とセットバック コントロールを使用して構造文書のビューを調整します。
このビデオでは、次の操作について説明します。
カットバックは梁の端部とその梁の結合先の要素の間の距離を設定します。結合部の鉄骨梁とプレキャスト梁のカットバックはいくつかの既定のプロパティの影響を受けます。
このビデオは、カットバックの既定の動作、および梁がカットバックされるジオメトリ参照の指定方法を紹介します。このビューでは、3 つの鉄骨梁が同じ結合部を共有しています。2 つの梁は 3 つ目の梁にフレーム付けされカットバックしています。カットバックは梁のジオメトリと、その梁がフレーム付けされる要素の間の距離です。柱に結合すると、梁は既定で柱の境界ボックスにカットバックします。柱のウェブにより近づくように梁の延長を調整できます。梁を選択して[参照を変更]をクリックします。梁の調整先となるウェブの面を[Tab]キーで選択します。ウェブからの正確なカットバック距離を指定するには、プロパティ パレットの[カットバック]パラメータを使用します。このパラメータは斜柱のように垂直でないジオメトリにも使用できます。
通常、プレキャスト コンクリート フレーム要素の場合は、ドキュメント化のために、詳細なカットバックの指定が必要です。この例では、プレキャスト長方形梁が 2 つの柱コーベル上に設置されていますが、梁はコーベルを含む柱ジオメトリの範囲からカットバックします。これは、鉄骨梁に柱ウェブへの参照を設定したのと同じ方法で解決できます。プレキャスト梁ジオメトリではこの例のような問題が発生することがあります。I 形梁のファミリ タイプを変更すると、2 つの梁の間のカットバックが大きくなります。支持している I 梁のジオメトリが接続している梁を強制的に離すために、この変更が生じます。端部を切り取った各梁で、[参照変更]ツールを使用し、梁端部のジオメトリが位置合わせをする際の共通の参照として、I 形梁の中心線を指定します。次の手順では、重なるジオメトリを調整します。切り取り端付きの両方の梁のカットバックを指定するために[延長]と[カットバック]インスタンス プロパティを調整します。この例では、切り取り端付きの各梁の[範囲 1]と[始端の接合部カットバック]パラメータが変更されています。梁ジオメトリを位置合わせするには、梁の形状ハンドルも使用できます。