傾斜構造柱の[柱スタイル]パラメータは、柱がパラメータによってモデルに対して調整される方法を設定します。パラメータ値は、[勾配 角度]または[勾配 端部]です。
角度によって決定される柱は、アタッチされた要素が再配置されるときに柱の角度を維持します。端部によって決定される柱は、アタッチされた要素が再配置されるときに、結合された端部位置を維持します。
柱スタイルに応じて、柱は、梁が再配置されるときに柱との結合関係を維持するように調整されます。
柱スタイル | 元の位置 | 位置を高くした梁 | 位置を低くした梁 |
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角度によって決定 | |||
端部によって決定 |
柱の両端が梁に中央結合し、別の傾斜柱を結合するか、通芯にアタッチした場合、[柱スタイル]パラメータは[勾配 - 端部によって決定]に変更されます。
角度によって決定される柱の一方の端部が梁に中央結合し、別の傾斜柱を結合するか、通芯にアタッチした場合、[柱スタイル]は現在の設定を維持します。次の例で、コンクリート傾斜柱の上端はコンクリート梁に中央結合します。
角度によって決定される柱が結合している要素が再配置された場合、柱は要素とともに移動します。
角度によって決定される柱、上部で中央結合
位置を高くした梁 | 位置を低くした梁 |
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端部によって決定される柱が結合している要素を移動した場合は、柱の結合された端部のみが移動します。
端部によって決定される柱、上部で中央結合
位置を高くした梁 | 位置を低くした梁 |
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角度によって決定される傾斜柱が構造床または屋根にアタッチされると、柱にアタッチされた端点は、配置基準線に沿って移動し、接合位置が決定されます。
構造床にアタッチされた角度によって決定される柱 | 位置を高くした構造床 | 位置を低くした構造床 |
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一方、端部位置によって決定される柱の結合された端部は、アタッチされた要素が再配置されると垂直方向に移動します。
構造床にアタッチされた端部によって決定される柱 | 位置を高くした構造床 | 位置を低くした構造床 |
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