鉄骨接合の SqlLocalDB を設定する

鉄骨接合で使用する SqlLocalDB のバージョンを手動で設定できます。

つまり、Revit 20xx と一緒にインストールされる既定の 2014 バージョン以外の、新しいバージョンの SqlLocalDB を使用できます。解析用モデルをコンテキストとして使用する物理モデルの作成、要素接合、更新を自動化します。

注:

既定の SqlLocalDB バージョンを変更するには

  1. 鉄骨接合のデータベースをカスタマイズした場合は、パッチをアンインストールする場合に備えて変更内容を保存するため、手動でデータベースのバックアップを作成する必要があります。%ProgramData%¥Autodesk¥Revit Steel Connections 20xx¥<インストールされている言語>にあるすべての *.mdf ファイルのバックアップを作成します。
    注: 新しいバージョンの SqlLocalDB でデータベースを一度開くと、古いバージョンの SqlLocalDB では開けなくなります。
  2. Revit 20xx をインストールします。
  3. 目的の SqlLocalDB バージョンをインストールします。
  4. <Revit 20xx のインストール パス>¥AddIns¥SteelConnections¥ASSettings_Advance.xml ファイルを開き、"Environment" キーの下に <Value Name="DefaultSQLServerLocalDbVersion" Type="String">%使用する SqlLocalDB バージョン%</Value> の値を追加します。この中の
    %使用する SqlLocalDB バージョン% に有効な値は次のとおりです。
    • SqlLocalDB 2014 の場合は 12.0
    • SqlLocalDB 2016 の場合は 13.0
    • SqlLocalDB 2017 の場合は 14.0
    • SqlLocalDB 2019 の場合は 15.0
    • SqlLocalDB 2022 の場合は 16.0


    注:
    • ASSettings_Advance.xml で DefaultSQLServerLocalDbVersion に無効な値を設定した場合、SteelConnection20xx インスタンスは削除されます。

      これにより、「LocalDB Instance API メソッドのパラメータが間違っています。API のドキュメントを確認してください」というエラーが、%ProgramData%¥Autodesk¥Revit Steel Connections 20xx\<インストールされている言語>¥DatabaseConnectionErrors.log ファイルに記録されます。

    • AsSettings_Advance.xml ファイルから <Value Name="DefaultSQLServerLocalDbVersion" Type="String">15.0</Value> という情報を削除すると、SteelConnection20xx データベースのインスタンスが既定のバージョン 2014 の SqlLocalDB (12.0)で作成されます。

      この場合、バージョン 2014 の SqlLocalDB がまだインストールされているかどうかを確認する必要があります。

  5. SqlLocalDB のバージョンの変更を検証するには
    1. Revit 20xx を起動します。
    2. コマンド プロンプトを開いて「sqllocaldb i SteelConnections20xx」を実行し、ASSettings_Advance.xml ファイルで設定したバージョンで SqlLocalDB インスタンスが作成されたことを確認します。SqlLocalDB 2019 の場合は、バージョンとして 15.0.... が表示されます。


    3. Revit が鉄骨接合のデータベースに接続できることを確認します。[構造]タブまたは[鉄骨]タブ [接合]パネルで、 (接合設定)をクリックして、[構造接合の設定]ダイアログを開きます。[構造接合の設定]ダイアログでは、Revit がデータベースに接続されている場合は[使用可能な接合]リストにいくつかの接合が表示されます。

鉄骨接合のデータベースが復元されたかどうかを検証するには

  1. Revit 20xx を起動し、SqlLocalDb インスタンスが既定の SqlLocalDB バージョン(2014)で作成されたことを確認します。
  2. コマンド プロンプトを開いて「sqllocaldb i SteelConnections20xx」を実行します。バージョンとして、SqlLocalDB 2014 の 12.0.... が表示されます。


    Text    Description automatically generated

  3. Revit が鉄骨接合のデータベースに接続できることを確認します。

    [構造]タブまたは[鉄骨]タブの[接合]パネルで、 (接合設定)をクリックして、[構造接合の設定]ダイアログを開きます。

    [構造接合の設定]ダイアログでは、Revit がデータベースに接続されている場合は[使用可能な接合]リストにいくつかの接合が表示されます。