鉄骨接合で使用する SqlLocalDB のバージョンを手動で設定できます。
つまり、Revit 20xx と一緒にインストールされる既定の 2014 バージョン以外の、新しいバージョンの SqlLocalDB を使用できます。解析用モデルをコンテキストとして使用する物理モデルの作成、要素接合、更新を自動化します。
注:
- Revit 20xx のインストールでは、SqlLocalDB のインストールとアンインストールは自動では行われません。これらの変更は手動で行う必要があります。
- コンピュータから SQLLocalDB 2014 をアンインストールすると、Revit の[カラー ブック]ダイアログは機能しなくなります。この問題を解決するには、Microsoft Visual C++ 2010 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ x86 を手動でインストールする必要があります。
既定の SqlLocalDB バージョンを変更するには
- 鉄骨接合のデータベースをカスタマイズした場合は、パッチをアンインストールする場合に備えて変更内容を保存するため、手動でデータベースのバックアップを作成する必要があります。%ProgramData%¥Autodesk¥Revit Steel Connections 20xx¥<インストールされている言語>にあるすべての *.mdf ファイルのバックアップを作成します。
注: 新しいバージョンの SqlLocalDB でデータベースを一度開くと、古いバージョンの SqlLocalDB では開けなくなります。
- Revit 20xx をインストールします。
- 目的の SqlLocalDB バージョンをインストールします。
- <Revit 20xx のインストール パス>¥AddIns¥SteelConnections¥ASSettings_Advance.xml ファイルを開き、"Environment" キーの下に <Value Name="DefaultSQLServerLocalDbVersion" Type="String">%使用する SqlLocalDB バージョン%</Value> の値を追加します。この中の
%使用する SqlLocalDB バージョン% に有効な値は次のとおりです。
- SqlLocalDB 2014 の場合は 12.0
- SqlLocalDB 2016 の場合は 13.0
- SqlLocalDB 2017 の場合は 14.0
- SqlLocalDB 2019 の場合は 15.0
- SqlLocalDB 2022 の場合は 16.0
注:
- ASSettings_Advance.xml で DefaultSQLServerLocalDbVersion に無効な値を設定した場合、SteelConnection20xx インスタンスは削除されます。
これにより、「LocalDB Instance API メソッドのパラメータが間違っています。API のドキュメントを確認してください」というエラーが、%ProgramData%¥Autodesk¥Revit Steel Connections 20xx\<インストールされている言語>¥DatabaseConnectionErrors.log ファイルに記録されます。
- AsSettings_Advance.xml ファイルから <Value Name="DefaultSQLServerLocalDbVersion" Type="String">15.0</Value> という情報を削除すると、SteelConnection20xx データベースのインスタンスが既定のバージョン 2014 の SqlLocalDB (12.0)で作成されます。
この場合、バージョン 2014 の SqlLocalDB がまだインストールされているかどうかを確認する必要があります。
- SqlLocalDB のバージョンの変更を検証するには
- Revit 20xx を起動します。
- コマンド プロンプトを開いて「sqllocaldb i SteelConnections20xx」を実行し、ASSettings_Advance.xml ファイルで設定したバージョンで SqlLocalDB インスタンスが作成されたことを確認します。SqlLocalDB 2019 の場合は、バージョンとして 15.0.... が表示されます。
- Revit が鉄骨接合のデータベースに接続できることを確認します。[構造]タブまたは[鉄骨]タブ
[接合]パネルで、
(接合設定)をクリックして、[構造接合の設定]ダイアログを開きます。[構造接合の設定]ダイアログでは、Revit がデータベースに接続されている場合は[使用可能な接合]リストにいくつかの接合が表示されます。
鉄骨接合のデータベースが復元されたかどうかを検証するには
- Revit 20xx を起動し、SqlLocalDb インスタンスが既定の SqlLocalDB バージョン(2014)で作成されたことを確認します。
- コマンド プロンプトを開いて「sqllocaldb i SteelConnections20xx」を実行します。バージョンとして、SqlLocalDB 2014 の 12.0.... が表示されます。

- Revit が鉄骨接合のデータベースに接続できることを確認します。
[構造]タブまたは[鉄骨]タブの[接合]パネルで、
(接合設定)をクリックして、[構造接合の設定]ダイアログを開きます。
[構造接合の設定]ダイアログでは、Revit がデータベースに接続されている場合は[使用可能な接合]リストにいくつかの接合が表示されます。