構造接合

構造接合を構造モデルの要素に追加するには、[接合]ツールを使用します。

構造モデルを設計する際、要素の構造接合は、要素の接合目的に加え、多くのファクターによって決まります。これらのファクターとして、契約エンジニア、施工業者、ファブリケータなどによる規格があげられます。構造タイプも接合タイプに影響を及ぼします。

Revit 構造接合は、設計された接合に関する情報を、エンジニアや詳細設計者、ファブリケータ間でやり取りすることを目的としています。このデータはプロジェクト内に保存されます。 接合に関する詳細情報には次の情報を含めることができます。

構造接合ファミリには次のものが含まれます。

構造接合ファミリ タイプ
  • 既定の一般接合ファミリ タイプを置換するには、プロジェクトにロードできます。
  • 複製し、名前を変更することができます。
  • プロパティ パレットのタイプ セレクタを使用して、作成後に変更することができます。
構造サブ接合ファミリ タイプ
  • 制限されたオプションを使用した構造接合ファミリ タイプです。
  • 複製や名前を変更することはできません。
  • プロパティ パレットのタイプ セレクタを使用して作成後に変更することはできません。

接合には、識別データやフェーズに関する非常に基本的なパラメータが既定として備わっています。[構造接合]カテゴリにプロジェクト パラメータや共有パラメータを追加することにより、固有の情報を保存し、これらをプロジェクト関係者と共有できます。

タグを追加したり、構造接合のインスタンスの集計表を作成できます。

注: Revit API プラットフォームでは、お客様やサードパーティの開発者が独自の接合を作成し、Revit に統合することができます。これは、Revit がユーザ設計のパラメトリック構造接合のアドインをサポートするためです。構造接合アドインは API によるユーザ インタフェースであり、Revit モデリング環境で、詳細構造接合ジオメトリを表示したり、追加のパラメータを修正することができます。構造接合のアドインがインストールされていない場合は、記号による一般接合およびロードされた標準鉄骨接合だけを使用できます。アドインの構造接合が含まれているモデルを開くには、適切な Revit アドインがインストールされている必要があります。そうでない場合、接合は表示されますが、編集はできません。アドインによっては、サブスクリプションメンバーに登録する必要があります。