Catia V5 の基本設定

メニュー バーで、[編集] > [基本設定]をクリックして、ダイアログ ボックスの左側で、[読み込み] > [Catia V5]を選択します。変更を加えたら、[適用]を押して[OK]をクリックし、変更を保存します。

読み込みオプション

このセクションでは、読み込むサーフェス、メッシュ、カーブ、ポリラインを決定します。

  • [サーフェス]: シーンに読み込むサーフェス データのタイプを設定します。[何も読み込まない]、[表示されているものを読み込み]、[すべて読み込み]のいずれかを選択します。

  • [メッシュ]: シーンに読み込んだ種類のメッシュ データを読み込みます。[何も読み込まない]、[表示されているものを読み込み]、[すべて読み込み]のいずれかを選択します。

  • [カーブとポリゴン線分]: シーンに読み込んだ種類のカーブとポリゴン線分データを読み込みます。[何も読み込まない]、[表示されているものを読み込み]、[すべて読み込み]のいずれかを選択します。

テッセレーション

  • [テッセレーション品質]: テッセレーション用に B スプラインからの三角形の最大収差を設定します。[粗い]、[低]、[中]、[高]、[カスタム]のいずれかを選択します。

  • [コード偏差]: NURBS サーフェスとテッセレーションされたサーフェス間の最大偏差を設定します。

  • [法線許容値]: 隣接する三角形の法線許容値(角度数)を表示します。

  • [最大コード長]: 生成されたポリゴンの最大エッジ長を定義します。

  • [ステッチを有効化]: 隣接するエッジのステッチを有効にします。

  • [ステッチ許容値]: 2 つの隣接するエッジが接していると見なされる場合と、これらが相互にステッチする必要がある場合の許容値を設定します。

高度なオプション

  • [サーフェス データを維持]: テッセレーション後に NURBS データを削除しないで維持します。

  • [サーフェス法線を統一]: すべてのサーフェスの法線が必ず同じ方向をポイントするようにします。

  • [ジオメトリを結合]: 単一のシェルで多くの NURBS サーフェスを持つことができるため、ジオメトリを結合して 1 つの(ステッチされた)メッシュを作成します。

  • [レイヤのグループを作成]: 元々レイヤ(Autodesk Alias など)で整理されていた項目を、グループごとに整理します。それ以外の場合は、すべてのオブジェクトは同じ親ノードの下に配置されます。

  • [空のグループを削除]: 空の(不要な)グループを削除します。

  • [ノードを共有解除]: システム メモリを節約するために使用する共有ノード インスタンスを削除して、ノードが独立して存在するようにします。

  • [トランスフォームの値をフラッシュ]: トランスフォーム データを上位のグループ ノードではなく、オブジェクト自体に格納します。つまり、ジオメトリ ノードのトランスフォーム親ノードの階層がある場合、それらのすべてがジオメトリ内の 1 つのマトリックスにベイク処理されます。この際、元の情報は失われます。たとえば、走行している自動車の車輪をアニメーション表示する場合などは、これを回避するべきです。

ファイル固有

  • [グループ マテリアルを読み込み]: 無効にすると、パーツ ファイル、アセンブリ、またはインスタンスに対して追加のマテリアル グループ ノードが作成されず、単純にマテリアルが破棄されます。一部の Inventor ワークフローでは、このオプションを有効にして、これらのマテリアル グループ ノードを作成することができます。

  • [関連メッシュを読み込み]: メッシュに関連したデータを除外しないで、読み込みます。

  • [非表示インスタンスを読み込み]: 表示できない(非表示)インスタンス データを除外しないで、読み込みます。

  • [座標系を読み込み]: CATIA の軸系を VRED に読み込むように切り替えます。CATIA ファイルには複数の座標系を保存できるため、VRED は複数の座標系を認識して読み込み、座標の十字を使用してトランスフォーム グループを作成し、ビューポート内での描写を高めます。

    注:

    CATIA ファイルを VRED に読み込む際に表示される読み込みオプションも設定できます。

  • [メタデータを読み込み]:

  • [サブ参照ファイルを読み込み]: サブ参照ファイルの読み込みのオンとオフを切り替えます。オンにすると、サブ参照ファイルが VRED に読み込まれます。既定でオンになっています。アセンブリを使用するには、この設定にする必要があります。

  • [サブ参照マテリアルを結合]: CAD アセンブリおよび PLMXML ファイルを読み込むときに、重複マテリアルの処理方法をコントロールします。無効にすると、重複マテリアルは結合されなくなります。複数のサブ参照ファイルで同じマテリアルが参照されている場合は、読み込み時にマテリアルが検出されるたびに、マテリアルの追加インスタンスが作成されます。このオプションは、既定でオンに設定されています。

  • [インポータ]: Catia V5 ファイルの読み込みに使用する既定の方法として、次のいずれかを選択します。次の方法には、テッセレーションの品質、構造、マテリアルの読み込み、命名規則について違いはありません。

    • [軽量]: V5 ファイルを読み込む高速な方法(既定)。CAD データを VRED に変換する際に不要な ATF の処理がスキップされます。

    • [レガシー]: V5 ファイルを読み込む従来の方法。軽量方式で問題が発生した場合の代替策として使用できます。