2022.2 で、マテリアル アセットのインライン保存および非インライン保存の基本設定を追加し、見つからない非インライン テクスチャに対する視覚的な警告を変更しました。
見つからない非インライン テクスチャのダミー テクスチャが、ピンクからピンクと黒のチェッカーボードに変更されました。[カットアウトを使用]が有効になっている透明なテクスチャの場合、ダミー テクスチャは透明なチェッカーボードになります。
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2022.2 より前 | 2022.2 現在 | 2022.2 (透明) |
ピンクと黒のチェッカーボード テクスチャがシーンに表示されている場合は、見つからない非インライン テクスチャが 1 つまたは複数あります。ターミナル ログに、次のような黄色の警告メッセージが記録されていないかを確認してください。
WARNING: Texture D:/Documents/Project1/Lightmap_GeoWall.exr
not found!Replacing with pink dummy texture.
この場合は、ファイル名を使用して、問題に関連付けられているテクスチャとジオメトリの種類を判別します。上記のサンプル ファイル名から、ライトマップ ファイルが見つからないこと(Lightmap_...exr
)、およびGeoWall
というジオメトリ上に存在する可能性があることを判別できます。現在は、これ以外に、シーン内のイメージの使用場所に関する追加情報はありません。
見つからないファイルがディスク上のどこにあるかを把握している場合は、[ライトとシャドウをベイク処理]モジュール > [詳細]タブ > [ライトマップ]セクション > テクスチャ コントロールを使用してファイルをロードします。多数のライトマップ ファイルが現在別のフォルダ内にある場合は、見つからないライトマップを含むジオメトリを選択して、[ライトとシャドウをベイク処理]モジュールで[ファイル]メニュー > [ライトマップのパスを再設定]を選択することにより、これらのライトマップのパスを一度に変更できます(新しいライトマップがすべて同じフォルダ内にある場合)。
特定のライトマップに対してテクスチャを非インラインとして保存する場合は、[テクスチャを外部参照として保存]をアクティブにしてライトマップをベイク処理します。これらのライトマップは、[基本設定]の[インライン テクスチャを使用]オプションが有効になっている場合でも、VPB に非インラインとして保存されます。
マテリアル テクスチャをマテリアル アセットに保存する方法を設定するための 2 つのオプションが、アセット マネージャの基本設定に追加されました。
[外部イメージ ファイル]: アセット オブジェクトにテクスチャ データを埋め込む代わりに、マテリアルで参照されている元のイメージ ファイルをマテリアル アセット フォルダのサブフォルダ images
にコピーして、メモリを解放します。これらのファイルは、相対パスを使用して参照されます。
次に、注意すべき重要事項をいくつか示します。
各マテリアル アセットには独自のサブフォルダ images
があるため、アセット間で同じテクスチャを共有することはありません。
マテリアル アセット フォルダ内のイメージ ファイルの名前を変更することはできませんが、内容を変更することはできます。
テクスチャ ファイルのファイル名が同じである場合は、ファイル名に数字を付加して名前を一意にします。
マテリアル アセットを保存すると、VRED シーン内のマテリアル テクスチャはアセット フォルダ内のイメージ ファイルを参照するようになります。
同じアセットを再保存した場合は、常に images
フォルダが再作成されます。たとえば、VRED 内でマテリアル アセットを変更して、それぞれ異なる名前を持つ複数のテクスチャをロードすると、以前のテクスチャが images
フォルダから削除されます。
同一のテクスチャ ファイル(同じ名前と同じデータを持つテクスチャ ファイル)は、このフォルダに一度だけ保存されます。
元のイメージ ファイルが存在しなくなった場合や、アクセスできない場合は、データがインライン化されます。
非インライン(外部)テクスチャを含むマテリアル アセットがロードされ、テクスチャ ファイルのパスが見つからない場合、その見つからない非インラインのテクスチャを示すために、ピンクと黒のチェッカーボード テクスチャが表示されます。
[基本設定] > [ファイル入出力] > [OSB/VPB]の[インライン テクスチャを使用]オプションは、マテリアル アセットの保存には影響しません。