レンダリング時や、ライトマップのベイク処理を行うときに、NVIDIA の OptiX GPU ノイズ除去ツールまたは Intel の Open Image CPU ノイズ除去ツールを選択できるようになりました。この設定は UI または Python で行います。レイトレーシングに既定の HDR OptiX ノイズ除去ツールを使用しないで、AOV OptiX ノイズ除去ツールに切り替えるには、setDenoiserModel
を使用します。
GPU レイトレーシングと CPU ノイズ除去を組み合わせることも、その逆を行うことも可能です。したがって、互換性のある RTX GPU がない場合は、CPU レイトレーシングと CPU ノイズ除去を使用できるようになりました。
ビデオ キャプション: ノイズ除去のために、NVIDIA GPU ノイズ除去ツールまたは Intels Open Image CPU Denoiser を選択できるようになりました。これにより、大きなイメージをレンダリングする際にGPU メモリを大幅に節約できます。
グラフィック カードが原因で GPU がメモリ不足になる可能性がある場合、非常に大きなイメージ(16K)をレンダリングするには、CPU ノイズ除去ツールを試してください(処理速度は低下します)。これにより、ライトマップとイメージ レンダリングの結果が向上します。[レンダリング設定] > [一般設定] > [アンチエイリアス処理] > [タイプ] で、[自動] または [CPU]を選択します。
レンダリング時に使用する既定の動作を設定するには、[編集] > [基本設定] > [レンダリング設定] > [アンチエイリアス処理]を選択し、ノイズ除去ツール、ノイズ除去ツールのタイプ、およびノイズ除去ツールの入力の値を設定します。
レイトレーシングに使用するイメージ ノイズ除去ツールを設定します。次の中から選択します。
使用するノイズ除去ツールを設定します。次の中から選択します。
[GPU/自動]: ハードウェアとドライバのバージョンで、GPU ベースのノイズ除去ツールがサポートされている場合はこれが使用されます。サポートされていない場合は、CPU ベースのノイズ除去ツールが使用されます。
[GPU/自動]を選択したときに、イメージ解像度が GPU ノイズ除去ツールで処理できる解像度よりも高く設定されている場合、または互換性のあるハードウェアが見つからない場合、VRED は CPU ノイズ除去ツールを自動的に使用します。
[CPU]: 常に CPU ベースのノイズ除去ツールを使用します。
ノイズ除去ツールに使用する入力バッファを設定します。次の中から選択します。
使用するノイズ除去ツールを設定するには、CPU ノイズ除去ツールの場合は setDenoiserType(CPU)
、GPU ノイズ除去ツールの場合は setDenoiserType(GPU)
を試してください。
VRED には、OptiX イズ除去ツールの 2 つのバリエーションのうちの 1 つを使用するオプションが用意されています。既定は HDR です。新しいオプションの AOV は、いくつかの追加機能をサポートしています。
setDenoiserModel(2)
: AOV ノイズ除去ツールに切り替えます。setDenoiserModel(0)
: 既定の HDR ノイズ除去ツールを使用します。