ディスプレイスメント マッピングや手続き型ノイズなどの MDL および MaterialX アトリビュートをカスタマイズするために、OpenGL、CPU レイトレーシング、および GPU レイトレーシングのサポートを追加しました。
ビデオ キャプション: カスタマー エクスペリエンスを向上させるため、VRED 2024.1 では継続的な UI の最新化にさらに取り組みました。また、データ パイプラインによる柔軟性の向上とビジュアル品質の改善を図る新機能も追加しました。
MaterialX および MDL を使用しているユーザー向けに、ディスプレイスメント マップのサポートが実装されました。OpenGL、CPU、および GPU レイトレーシングでディスプレイスメント マップが正しく計算されるようになりました。これにより、表示品質を大幅に改善できます。
ディスプレイスメントの精度をコントロールするために、次のアトリビュートを[ディスプレイスメント]セクションに追加しました。
[交差の精度]: レイトレーシング中のディスプレイスメント評価の精度を設定します。値を小くすると、結果の精度は上がります。値を大きくすると、パフォーマンスは向上しますが、高頻度のディスプレイスメント マップでアーティファクトが発生する可能性が生じます。
[構築精度]: レイトレーシングでのアクセラレーション構造の構築中に、ディスプレイスメント評価の精度を設定します。値を小さくすると、一致の精度は上がりますが、構築のパフォーマンスは低下します。値を大きくすると、構築のパフォーマンスは向上しますが、ディスプレイスメントが急速に変化する場合はピークが失われ、ディスプレイスメントがクランプされる可能性があります。
[値の制限(OpenGL)]: OpenGL でディスプレイスメント値の範囲制限を設定します。範囲外の値はクランプされ、ディスプレイスメントが平坦な平面になります。したがって、範囲は、値の範囲全体を十分カバーできる大きさにする必要がありますが、パフォーマンスを制限するほど極端な大きさにはしないでください。
現在、MaterialX および MDL マテリアルのディスプレイスメント マッピングには、いくつかの制限があることに注意してください。