レンダリング設定の更新

[ファイル出力]に[深度モード]、[深度の範囲]、[オクルージョン範囲]オプションが追加され、後処理の芸術面の自由度が高まりました。また、[レイトレーシングの精度]タブに[最高品質]が追加され、レイ トレーシング中に別のパスにボリュームをレンダリングできるようになりました。

さらに、3D ビューポートでボリューム チャネルを表示できるようになりました。これを表示するには、CPU または GPU レイトレーシングをアクティブにし、[可視化]メニュー> [レンダーパス レンダリング] > [結合されたチャネル]/[マテリアル チャネル] > [ボリューム カラー]で対応するチャネルを有効にしてください。

[レンダリング設定]モジュールのレイアウトを変更して、[レンダー パス]セクションを[可視化] > [レンダーパス レンダリング]と似たレイアウトにしました。

ビデオ キャプション: レンダリングに使用する深度パスのコントロールが改善されました。被写界深度やモーション ブラー効果などのポストプロセス効果をビジュアライゼーション パイプラインで操作する場合に役立ちます。

以前は、深度パスはカメラのクリッピング値によってコントロールされていました。現在は、さらに多くのオプションが追加され、カメラ設定とは別に操作できるようになりました。レンダリング設定に移動し、ニーズに最適なモードを選択するだけで済みます。

また、オクルージョン パスに個別にコントロールできる範囲が追加されました。これにより、ポストプロダクション パイプラインの自由度が大幅に向上します。

[ファイル出力]タブの変更点

オプションを使用した[レンダー パス]セクションのイメージ

[レンダーパス]セクションでは、レイトレーシングでのリニア深度パスとオクルージョン パスの最小範囲と最大範囲をコントロールできます。これらの設定に加えた変更は、ビューポートにただちに表示されます。CPU または GPU レイトレーシングがアクティブになっていて、[可視化]メニュー> [レンダーパス レンダリング] > [補助チャネル] > [深度]/[オクルージョン]で対応するチャネルが有効になっていることを確認します。

設定

VRED 2024.2 では、[レンダーパス]セクションに[設定]サブセクションを追加しました。また、カメラのニア/ファー クリッピング プレーンの設定(標準)とは別に、ワールド空間([リニア])または指定した範囲内([正規化されたリニア]と[正規化された逆リニア])を使用してリニア スケールで深度パスを生成するオプションを追加しました。被写界深度またはフォグは後処理で使用します。[オクルージョン範囲]は、後処理で折り目のコントラストを調整する場合に使用します。

設定

[レイトレーシングの精度]タブの変更点

ボリューム品質

新しい[ボリューム品質]セクションに[最高品質]オプションを追加して、品質とパフォーマンスのバランスを取ることができるようにしました。[最高品質]オプションを使用して、各ボリューム マテリアルの品質をカスタマイズできます。これにより、2 つの要素の間のトレードオフを微調整して、最適なトレードオフを見つけることができます。