スピード変化動作

スピード変化動作は、観光客など、移動中の速度がランダムに変化するオブジェクトの場合に便利です。そのパラメータによって、代理オブジェクトがスピードを変更する頻度、新規スピードとして見なければならないスピード範囲、その新規スピードに到達するための加速時間などが指定できます。

インタフェース

[時間](Time)領域

期間
何フレーム経過後に新しいスピードが選択されるようにするかを指定します。
偏差
期間が変化する最大量を指定します。

1 つの期間が終わるたびに、character studio では、[偏差](Deviation)の設定の負の値と正の値の間からのランダムな数値を取り出し、それと[期間](Period)の設定値の積をとり、その結果を[期間](Period)に加算します。既定値は 0.5 で、範囲は 0.0 ~ 1.0 です。

[速度](Speed)領域

新規スピードの数学的公式は次のとおりです。新規スピード = (代理オブジェクトの平均スピード * 中心) * (1 + RN * 中心偏差)、ここで RN は -1 から 1 の乱数です。

中心
代理オブジェクトの新しいスピードを指定します。中心は乗数です。値 0.0 は停止を意味し、値 1.0 はその平均スピードで移動することを意味します。また 1.0 より大きい値は平均スピードより速く移動することを意味します。既定値は 1.0 で、範囲は 0.0 ~ 99,999.0 です。
偏差
計算された代理オブジェクトのスピード([平均スピード](Average Speed) * [中央](Center))が変化する最大量を指定します。

期間が終わるたびに、character studio は[偏差](Deviation)設定の正負それぞれの値の間の乱数を計算された速度で乗じ、結果を計算された速度に追加します。既定値は 0.25 で、範囲は 0.0 ~ 99,999.0 です。

加速の期間
代理オブジェクトのスピードが変化するレートを期間の長さの割合として指定します。

値 0.0 は新規スピードへのトランジションが可能な限り速やかに進行することを意味し、値 0.5 はトランジションが期間の半分だけかかることを意味します。値 1.0 はトランジションに全期間かかることを意味します。既定値は 0.5 で、範囲は 0.0 ~ 1.0 です。

偏差
加速度の変化の最大量を指定します。

1 つの期間が終わるごとに、character studio は[偏差](Deviation)の設定値の負数値と正数値の間から乱数を取り、それと加速度の設定値の積をとり、その結果を加速度に加えます。既定値は 0.5 で、範囲は 0.0 ~ 1.0 です。

シード
スピード変化動作をランダム化する値を指定します。