モーションを統合するときに代理オブジェクトの加速を考慮するには、[アクセラレーションを使用](Use Acceleration)をオンにし、[範囲](Range)または[ユニーク](Unique)を選択して、適切な設定を行います。
加速は、フレームあたりの単位で測定されます。この単位は、現在の 3ds Max のシステム単位です。 つまり、フレームあたりのスピードの変化率によって加速が決まります。
オンの場合は、モーション統合エンジンが状態をアクティブにするかどうかを判断するときに、代理オブジェクトの加速を考慮します。
オンの場合は、代理オブジェクトの加速が指定した範囲内に到達したときに、モーション統合エンジンがクリップをアクティブにします。
マスター モーション クリップを統合した後で、代理オブジェクトの最小加速、平均加速、および最大加速を表示します。
範囲の最小加速を設定します。
範囲の最大加速を設定します。
オンの場合は、代理オブジェクトの加速が特定の値に到達したときに、モーション統合エンジンがクリップをアクティブにします。特定の値の前後に値を増加させたり、減少させたり、一定にすることもできます。
特定の加速値を設定します。
ユニーク値に達する前後のパラメータの動作を指定します。
アニメーションが再生されるときのレートを、代理オブジェクトの加速に応じてスケールできます。既定では、[スケール アニメーション](Scale Animation)がオフのとき、オブジェクトのアニメーションは常に通常のレートで再生されます。オンにすると、アニメーションを通常のレートで再生するときの[ベース アクセラレーション](Base Acceleration)を設定できるほか、アニメーション レートが実際の代理オブジェクトの加速によって修正される量(パーセント単位)を指定できます。
加速に基づいてクリップのアニメーションをスケールします。
たとえば、鳥が加速すると、羽ばたく速度が上がります。アニメーションをスケールすると、アニメーションのキーがスケールされます。
代理オブジェクトの加速と[ベース アクセラレーション](Base Acceleration)設定との差に基づいて、再生速度の変化量を指定します。
使用される計算式は以下のとおりです。
アニメーション スピードの変化 % = (現在のスピード/ベース アクセラレーション - 1) × パーセント %
たとえば、代理オブジェクトがベース アクセラレーションより 50% 加速され、[パーセント](percent)値が 50 の場合、再生スピードは 25% 上がります。
アニメーションを通常の速度で再生するときの代理オブジェクトの加速を指定します。