アクティブなプロジェクトのフォルダでは、プロジェクトのファイルを 1 か所にまとめることができます。
3ds Max の既定のプロジェクト フォルダは、ローカルの C:\Users\<ユーザ名>\Documents\3dsMax フォルダです。[アクティブなプロジェクトの設定](Set Active Project)を使用すると、別の場所を指定できます。[アセット トラッキング](Asset Tracking)ダイアログ ボックス
の[パス](Paths)メニューからアクティブなプロジェクトのフォルダを設定することもできます。
既定のフォルダ構造の場所を変更するには:
- 既定の 3ds Max フォルダ構造の場所(C:\Users\<ユーザ名>\Documents\3dsMax)をコピーします。
- 3ds Maxで、[カスタマイズ](Customize) > [ユーザパスを設定](Configure User Paths) > [ファイル I/O](File I/O)タブを選択します。
- 変更するすべてのフォルダを個別に選択します。
- [修正](Modify)を選択します。
- 既定のフォルダの場所を[パス](Path)セクションに貼り付けます。
- [パスを使用](Use Path)を選択します。各フォルダのパスがフォルダ構造の既定の場所に設定され、設定したプロジェクト フォルダの場所に追加されなくなりました。
注: フォルダが既に作成されている場合は、新しく設定したプロジェクト フォルダ内のすべてのフォルダを削除する必要があります。
プロジェクト フォルダを設定すると、¥scenes や ¥renderoutput などの一連のフォルダが、3ds Max によってプロジェクト フォルダ内に自動的に作成されます。ブラウザからファイルを保存したり開いたりすると、この場所が既定値として使用されます。チーム メンバ間で一貫したプロジェクト フォルダ構造を使用しておけば、ファイルを編成したり、共有化したりする際に便利です。
プロジェクト フォルダを設定するとき、通常は一部のファイル パスが有効ではなくなっていることを示す警告が 3ds Max によって表示されます。作業中のシーンが選択したプロジェクトに属している場合、この警告は無視しても問題ありません。
ヒント: プロジェクト フォルダを設定する前に現在の 3ds Max セッションのシーン作業が終了したら、新しいシーンを開く前に、[ファイル](File)メニュー

[リセット](Reset)を選択することをお勧めします。この操作を行わない場合、[開く](Open)コマンドで開く既定値のフォルダは、前のシーンが保存されたフォルダになります。リセットを実行すると、[開く](Open)コマンドで開く既定値のフォルダは、現在のプロジェクトの
¥scenes フォルダになります。
3ds Max によって、プロジェクト フォルダに関連するさまざまなパスで MXP ファイルが作成され、選択したフォルダにそのファイルが保存されます。
注: 3ds Max とともにインストールされたファイルには、多数のマテリアル ライブラリと、これらのライブラリで使用されるマップが含まれています。既定では、これらのファイルはプログラム フォルダ内の ¥materiallibraries および ¥maps サブパスにそれぞれ格納されています。プロジェクトでマテリアル ライブラリを使用する場合、ライブラリ ファイルをプロジェクトの ¥materiallibraries フォルダにコピーすることをお勧めします。また、必要に応じて外部パスを設定機能を使用して ¥maps パスとそのサブパスを追加します(¥maps パスを追加するときは[サブパスを追加](Add Subpaths)をオンにします)。