この項では、3ds Max によるネットワーク レンダリングの際に従う基本的な手順を説明します。
次の条件を想定しています。
レンダリング ファームを使用するには、一連の BMP ファイルなど、静止イメージ ファイル形式でフレーム シーケンスを出力する必要があります。AVI、MOV などアニメートされたファイル形式は複数のシステムにレンダリングできません。アニメートされたファイルは単一システムにレンダリングする必要があります。アニメートされたファイル形式にレンダリングする場合、[ネットワーク ジョブ割り当て](Network Job Assignment)ダイアログ ボックスの[すべてのサーバを使用](Use All Servers)チェック ボックスが使用できません。
この手順では、単一コンピュータでのネットワーク レンダリングの使い方を説明します。この方法が標準レンダリングよりも有利なのは、主にレンダリングするコンピュータに複数のレンダリング ジョブをサブミットできるという点です。実際には、バッチ レンダリングによりこの作業を行います。
[プログラム](Programs)
[Autodesk]
[Backburner]で、マネージャが起動し、Backburner¥Network フォルダに backburner.xml が作成されます。
マネージャの起動が初めてである場合、以下の[Backburner マネージャ一般プロパティ](Backburner Manager General Properties)ダイアログ ボックスが表示されます。

[Backburner マネージャ一般プロパティ](Backburner Manager General Properties)ダイアログ ボックス
[Backburner マネージャ](Backburner Manager)ダイアログ ボックスが表示されます。
[プログラム](Programs)
[Autodesk]
[Backburner]で、サーバが起動し、backburner.xml ファイルに保存されるサーバ データが作成されます。
サーバの起動が初めての場合、以下の[Backburner サーバ一般プロパティ](Backburner Server General Properties)ダイアログ ボックスが表示されます。

[Backburner サーバ一般プロパティ](Backburner Server General Properties)ダイアログ ボックス
[Backburner サーバ](Backburner Server)ダイアログ ボックスが表示されます。少し待つと、サーバとマネージャの両方のウィンドウに、サーバがマネージャに正しく登録されたことを示すメッセージが表示されます。
[ターゲット](Target)ドロップダウン リストから、[ネットワーク レンダリングにサブミット](Submit To Network Rendering)を選択します。

3ds Max の[ネットワーク ジョブの割り当て](Network Job Assignment)ダイアログ ボックスが開きます。

マネージャも稼働しているサーバ ステーションを示す[ネットワーク ジョブの割り当て](Network Job Assignment)ダイアログ ボックス
右側の[サーバ](Server)ウィンドウに、コンピュータ(すなわちサーバ)の名前が表示されます。名前の隣に緑のドットが付けられ、レンダリングを開始できるサーバ システムであることを示します。
いずれもこのシステムでのみ稼働するマネージャはサーバにジョブをサブミットし、サーバが各静止フレームまたはアニメーションのレンダリングを開始します。
必要な数のジョブをサブミットできます。マネージャはジョブを待ち行列に入れ、発行した順序でレンダリングします。
ネットワークを使用してレンダリングする場合、まず 1 台のマシンがマネージャになるように割り当て、その他のマシンはサーバとして割り当てます。この手順では、マネージャをレンダリング サーバとして使用しません。
[プログラム](Programs)
[Autodesk]
[Backburner]で、マネージャが起動し、Backburner¥Network フォルダに backburner.xml が作成されます。
マネージャの起動が初めての場合、以下の[Backburner マネージャ一般プロパティ](Backburner Manager General Properties)ダイアログ ボックスが表示されます。これは正常な動作です。

[Backburner マネージャ一般プロパティ](Backburner Manager General Properties)ダイアログ ボックス
[Backburner マネージャ](Backburner Manager)ダイアログ ボックスが表示されます。
[プログラム](Programs)
[Autodesk]
[Backburner]で、サーバが起動し、backburner.xml ファイルに保存されるサーバ データが作成されます。
サーバの起動が初めの場合、以下の[Backburner サーバ一般プロパティ](Backburner Server General Properties)ダイアログ ボックスが表示されます。

[Backburner サーバ一般プロパティ](Backburner Server General Properties)ダイアログ ボックス
[Backburner サーバ](Backburner Server)ダイアログ ボックスが表示されます。少し待つと、サーバとマネージャの両方のウィンドウに、サーバがマネージャに正しく登録されたことを示すメッセージが表示されます。
[マイ ネットワーク](My Network Places)で始まる[レンダリング出力ファイル](Render Output File)ダイアログ ボックスにパスを指定します。次に出力フォルダに移動し、ファイル名と出力形式([ファイルの種類](Save As Type))を指定し、[保存](Save)をクリックします。
[ターゲット](Target)ドロップダウン リストから、[ネットワーク レンダリングにサブミット](Submit To Network Rendering)を選択します。

[ネットワーク ジョブの割り当て](Network Job Assignment)ダイアログ ボックスが表示されます。

すべてのサーバ ステーションを示す[ネットワーク ジョブ割り当て](Network Job Assignment)ダイアログ ボックスマネージャ ステーションは除外されている
右側の[サーバ](Server)ウィンドウに、すべてのサーバ名が表示されます。名前の隣に緑のドットが付いたサーバはレンダリングを開始できるサーバです。
既定値では、リスト内のすべてのサーバはレンダリング ジョブに参加します。ジョブをレンダリングする特定のサーバを割り当てるには、まず[オプション](Options)領域の[すべてのサーバを使用](Use All Servers)をオフにし、ジョブをレンダリングするサーバをハイライトします。
マネージャはサーバにジョブをサブミットし、サーバでレンダリングが開始します。
この段階では、シーンを追加してロードおよびサブミットできます。最初のジョブが終了すると、次のジョブがサーバで自動的にレンダリングを開始します。
ネットワークを使用してレンダリングする場合、まず 1 台のマシンがマネージャになるように割り当て、その他のマシンはサーバとして割り当てます。この手順では、マネージャ コンピュータをレンダリング サーバとしても使用します。
[プログラム](Programs)
[Autodesk]
[Backburner]で、マネージャが起動し、Backburner¥Network フォルダに backburner.xml が作成されます。
マネージャの起動が初めての場合、以下の[Backburner マネージャ一般プロパティ](Backburner Manager General Properties)ダイアログ ボックスが表示されます。これは正常な動作です。

[Backburner マネージャ一般プロパティ](Backburner Manager General Properties)ダイアログ ボックス
[Backburner マネージャ](Backburner Manager)ダイアログ ボックスが表示されます。
[プログラム](Programs)
[Autodesk]
[Backburner]で、サーバが起動し、backburner.xml ファイルに保存されるサーバ データが作成されます。
サーバの起動が初めの場合、以下の[Backburner サーバ一般プロパティ](Backburner Server General Properties)ダイアログ ボックスが表示されます。

[Backburner サーバ一般プロパティ](Backburner Server General Properties)ダイアログ ボックス
[Backburner サーバ](Backburner Server)ダイアログ ボックスが表示されます。少し待つと、サーバとマネージャの両方のウィンドウに、サーバがマネージャに正しく登録されたことを示すメッセージが表示されます。
[マイ ネットワーク](My Network Places)で始まる[レンダリング出力ファイル](Render Output File)ダイアログ ボックスにパスを指定します。次に出力フォルダに移動し、ファイル名と出力形式([ファイルの種類](Save As Type))を指定し、[保存](Save)をクリックします。
[ターゲット](Target)ドロップダウン リストから、[ネットワーク レンダリングにサブミット](Submit To Network Rendering)を選択します。

[ネットワーク ジョブの割り当て](Network Job Assignment)ダイアログ ボックスが表示されます。

すべてのサーバ ステーションと、サーバを稼動するマネージャ ステーションを示す[ネットワーク ジョブ割り当て](Network Job Assignment)ダイアログ ボックス
右側の[サーバ](Server)ウィンドウに、すべてのサーバ名が表示されます。名前の隣に緑のドットが付いたサーバはレンダリングを開始できるサーバです。
既定値では、リスト内のすべてのサーバはレンダリング ジョブに参加します。ジョブをレンダリングする特定のサーバを割り当てるには、まず[オプション](Options)領域の[すべてのサーバを使用](Use All Servers)のチェックマークを消し、ジョブをレンダリングするサーバをハイライトします。
マネージャはサーバにジョブをサブミットし、サーバでレンダリングが開始します。
この段階では、シーンを追加してロードおよびサブミットできます。最初のジョブが終了すると、次のジョブがサーバで自動的にレンダリングを開始します。