モーション フィールドを使用して、液体および泡の速度に影響を与えます。
流体シミュレーションにモーション フィールドを追加するには:
- [作成](Create)パネル > [スペース ワープ](Space Warps)で[モーション フィールド](Motion Field)をクリックし、ビューポート内でドラッグします。
または、メニューを使用して[モーション フィールド](Motion Field)オブジェクトを作成することもできます。
- モーション フィールドを追加する液体オブジェクトを選択します。
- [設定](Setup)ロールアウトで[シミュレーション ビュー](Simulation View)をクリックし、[シミュレーション ビュー](Simulation View)ウィンドウを開きます。
- [液体アトリビュート](Liquid Attributes) > [モーション フィールド](Motion Fields) > [モーション フィールドを追加](Add Motion Fields)で[ピック](Pick)をクリックし、モーション フィールドを選択します。
モーション フィールドが流体シミュレーションと相互作用するようになりました。パラメータを調整するには、シーン内でモーション フィールド オブジェクトを再度選択し、[修正](Modify)パネルのコントロールを使用します。
ヒント: 流体シミュレーションでモーション フィールドのエフェクトを視覚化するには、[修正](Modify)パネルの[表示](Display)ロールアウトで[速度グリッド](Velocity Grid)を有効にします。
モーション フィールド コントロールをジオメトリに適用するには:
- シーンにモーション フィールドを追加します。
- [グループ コントロール](Group Controls)で[ジオメトリ](Geometry)を有効にします。
- モーション フィールド コントロールを継承するオブジェクトを選択します。
- オブジェクトをコライダとしてシミュレーションに追加します。
- モーション フィールドをシミュレーションに追加します。
選択したコライダがすべてのモーション フィールド コントロールを継承するようになりました。このコントロールを修正して、結果を調整することができます。
一般的な技法
次のパラメータを有効にして調整すると、モーション フィールドを使用してこれらの一般的な流体エフェクトを作成することができます。
ダンピング
- シミュレーションの速度を下げるには、[モーション フィールド](Motion Field)プロパティの[グループ コントロール](Group Controls)領域で単に[ドラッグ](Drag)オプションを有効にします。
風
- [モーション フィールド](Motion Field)プロパティの[グループ コントロール](Group Controls)領域で[方向](Direction)コントロールと[ドラッグ](Drag)オプションを併用し、必要に応じて[乱気流とノイズ](Turbulence and Noise)オプションを有効にします。
かくはん
- [乱気流とノイズ](Turbulence and Noise)を有効にして、[乱気流とノイズ](Turbulence and Noise)ロールアウトを表示します。そこで[ノイズのマグニチュード](Noise Magnitude)を調整して、ランダム モーションをいくつか追加します。[速度](Velocity)ロールアウトで[クランプ速度](Clamp Speed)を有効にして、流体をかくはんし続けます。[最大速度](Max Speed)を大きな値に設定し、[最小速度](Min Speed)に 0.0 から増加する値を指定してアニメートします。
渦巻き
- シーン内に円柱を作成します。[モーション フィールド](Motion Field)プロパティの[グループ コントロール](Group Controls)領域で、[ジオメトリ](Geometry)を有効にし、[ジオメトリ](Geometry)ロールアウトを有効にします。[ピック](Pick)ボタンをクリックして、円柱を選択します。[フォールオフ](Falloff)を有効にします。[方向](Direction)ロールアウトで、[方向のマグニチュード](Direction Magnitude)が 0.0 になっていることを確認して、[軸の周り](Around Axis)オプションを調整します。速度が極端に大きくなる場合は、[ドラッグ](Drag)を追加することもできます。
波
- 自然に形成されて砕け散る波を作成するには、上記の渦巻きに対応するように円柱モーション フィールドを設定します。液体のサーフェスの一部と交差するように円柱を側面に沿って回転させて、前方に移動する様子をアニメートします。[方向](Direction)を少し追加して、波が重力に逆らって前方に移動するようにしたり、[軸から遠ざかる](Away From Axis)に負の値を使用して液体が常に遠ざかるようにしたりできます。
流れ落ちる水の飛散
- 流れ落ちた水が飛び散るようにする、または同様な方法で水滴になるようにするには、[最大深度](Max Depth)に小さな値を設定して[ドラッグ](Drag)および[法線ドラッグ](Normal Drag)を使用します。スプレーの場合は、シミュレーションに泡を追加し、[ドラッグ](Drag)および[乱気流](Turbulence)を有効にした状態で、個々のフィールドを泡に直接適用します。