ブロックを定義すると、図面への挿入時にブロックの自動尺度変更をコントロールする計測単位を割り当てることができます。
ブロックに特定の計測単位が割り当てられているか、単位なしかにかかわらず、挿入時にブロックを自動的に尺度調整する方法をコントロールするいくつかの設定が、現在の図面またはユーザ プロファイルに保存されています。これらの設定を理解することは、ブロックが正しい尺度で挿入されることを確認するために重要です。
注: ブロックは、測定単位なしで定義することもできます(単位なしまたは指定なし)。
挿入時にブロックの尺度変更に影響する設定は、次の通りです。
ブロック尺度を計算する
次の表に、単位がない、または特定の計測単位が割り当てられている場合に、挿入時にブロックや図面を尺度調整する方法を示します。
注: 一部の計算は、使用される挿入方法(DesignCenter、[ツール パレット]ウィンドウ、または[ブロック]パレットの使用時にドラッグ アンド ドロップまたはダブル クリック)によって異なる場合があります:。DesignCenter と[ツール パレット]ウィンドウは、Windows 上でのみ使用できます。
単位のないブロックと図面
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単位が割り当てられているブロックと図面
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[図面の挿入単位]が特定の単位に設定されている(ダブルクリック)
注: この計算は、ファイル エクスプローラから図面ファイルをドラッグ アンド ドロップする場合と、[挿入]ダイアログ ボックスや -INSERT[ブロック挿入]コマンドを使用する場合と、DesignCenter で右クリック > [ブロックを挿入]を選択する場合にも適用されます。
注: この計算は、Finder から図面ファイルをドラッグ アンド ドロップする場合と、[挿入]ダイアログ ボックスや -INSERT[ブロック挿入]コマンドを使用する場合にも適用されます。
Block Scale = (Drawing Insertion Units X Source Content Units) X Block Insertion Scale Factor
例:
ブロック挿入尺度係数 = 1
- 1 = (ミリメートル x ミリメートル) x 1
- 25.4 = (ミリメートル x インチ) x 1
- 1 = (インチ x インチ) x 1
- 0.0394 = (インチ x ミリメートル) x 1
ブロック挿入尺度係数 = 2
- 2 = (ミリメートル x ミリメートル) x 2
- 50.8 = (ミリメートル x インチ) x 2
- 2 = (インチ x インチ) x 2
- 0.0787 = (インチ x ミリメートル) x 2
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図面の挿入単位が特定の単位に設定されている(ドラッグ アンド ドロップ)
注: 図面の挿入単位は無視されます。
Block Scale = Block Insertion Scale Factor
例:
ブロック挿入尺度係数 = 1
- 1 = 1
ブロック挿入尺度係数 = 25.4
- 25.4 = 25.4
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[図面の挿入単位]が特定の単位に設定されている(ダブルクリックとドラッグ アンド ドロップ)
注: この計算は、[挿入]ダイアログ ボックスまたは -INSERT[ブロック挿入]コマンドを使用する場合にも適用されます。
Block Scale = (Block Insertion Units X Drawing Insertion Units) X Block Insertion Scale Factor
例:
ブロック挿入尺度係数 = 1
- 1 = (ミリメートル x ミリメートル) x 1
- 0.0394 = (ミリメートル x インチ) x 1
- 1 = (インチ x インチ) x 1
- 25.4 = (インチ x ミリメートル) x 1
ブロック挿入尺度係数 = 2
- 2 = (ミリメートル x ミリメートル) x 2
- 0.0787 = (ミリメートル x インチ) x 2
- 2 = (インチ x インチ) x 2
- 50.8 = (インチ x ミリメートル) x 2
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