カウント

図面内のブロックのインスタンスまたは他の選択したオブジェクトをすばやく正確にカウントします。カウント データを含む表を現在の図面に挿入することができます。

カウント機能は、視覚的なカウント結果を提供し、カウント基準をより詳細にコントロールします。

アクティブなカウントを実行している場合、[カウント]バイザーが作図領域の上部に表示されます。[カウント]バイザーには、オブジェクトの数と問題の数、およびカウントされたオブジェクトを管理するためのその他のコントロールが表示されます。
カウントの詳細アイコンは、現在のカウントにエラーが含まれているかどうかによって変わります。 または をクリックすると、[カウント]パレットが開いて詳細が表示されます。
カウントされたオブジェクトの一般的なプロパティ、およびユーザ定義のブロック属性とパラメータなどのカウント条件が表示されます。
一般的なプロパティ、ユーザ定義のブロック属性とパラメータ、およびカウントされたオブジェクトの問題報告などのカウント条件が表示されます。問題には、オブジェクトのオーバーラップ、分解、名前の変更などが含まれます。
注: カウント リストに、他のブロック内にネストされているブロックを含めることができます。

すべてのブロックをカウントする

  1. ツールバーで[カウント]を選択します。
  2. モデル空間全体を指定するために E と入力してから[Enter]を押すと、すべてのブロックが一覧表示されます。

    [カウント]パレットに、図面上の各ブロックのインスタンスの数が表示されます。

  3. パレットでブロック名をクリックすると、図面内のそのブロックのすべてのインスタンスがハイライト表示されます。
  4. ブロック名を右クリックすると、特定のプロパティに基づいてフィルタすることができます。

領域内のオブジェクトをカウントする

  1. ツールバーで[カウント]を選択します。
  2. 図面上で領域の 2 つのコーナーを指定します。
  3. 特定のオブジェクトまたはブロックを選択するか、[Enter]を押して領域内のすべてのブロックをカウントします。

    選択したオブジェクトに一致するすべてのインスタンスが図面内でハイライト表示されます。

    注: 指定した領域が、次のカウント時の現在の領域になります。
  4. [詳細]をクリックするとパレットが開き、さらにフィルタ オプションが表示されます。
  5. ハイライト表示されたオブジェクトを選択するには、[選択]をクリックします。

特定のオブジェクト タイプをカウントする

  1. 線分やブロックなどのオブジェクトを選択します。
  2. 右クリックして[カウント]を選択します。
  3. [詳細]をクリックするとパレットが開き、さらにフィルタ オプションが表示されます。
  4. ハイライト表示されたオブジェクトを選択するには、[選択]をクリックします。

新しいコマンド

COUNT[カウント] - 図面内で選択したオブジェクトのインスタンスをカウントし、ハイライト表示します。

COUNTAREA[カウント領域] - オブジェクトまたはブロックのインスタンスをカウントする領域を定義します。

COUNTAREACLOSE[カウント領域終了] - カウント選択領域をキャンセルします。

COUNTCLOSE[カウントを閉じる] - [カウント]ツールバーを閉じて、カウントを終了します。

COUNTFIELD[カウント フィールド] - 現在のカウントの値に設定されるフィールドを作成します。

COUNTLIST[カウント リスト] - カウントされたブロックを表示および管理するための[カウント]パレットを開きます。

COUNTLISTCLOSE[カウント リストを閉じる] - [カウント]パレットを閉じます。

COUNTNAVNEXT[カウント-次へ移動] - カウント結果の次のオブジェクトにズームします。

COUNTNAVPREV[カウント-前へ移動] - カウント結果の前のオブジェクトにズームします。

COUNTTABLE[カウント-表] - 図面内のブロック名と、各ブロックの数を含む表を挿入します。

SELECTCOUNT[カウント項目を選択] - 選択したオブジェクトとプロパティが一致する現在のカウント内のオブジェクトをすべて検索し、それらのオブジェクトを選択セットに追加します。

変更されたコマンド

FIELD[フィールド] - フィールド値の変更に応じて自動的に更新できるフィールドを含むマルチ テキスト オブジェクトを作成します。オブジェクト分類に[カウント]が追加されました。

新しいシステム変数

COUNTCHECK - カウントでチェックするエラーの種類をコントロールします。

COUNTCOLOR - カウントでのオブジェクトのハイライト色を設定します。

MIRRORCOLOR - :カウントでエラーの原因となる可能性があるオブジェクトのハイライト色を設定します。

COUNTERERRORNUM - 現在のカウントのエラー数を表示します。

COUNTNUMBER - 現在のカウントの数を表示します。

COUNTPALETTESTATE - [カウント]パレットが開いているか閉じているかを示します。

COUNTSERVICE - カウントのバックグラウンド インデックスをコントロールします。