DIN 規格に基づいて、引出線注記、テーパ記号、面の指示記号、幾何公差記号、データム ID 記号を挿入する方法について説明します。
このビデオは AutoCAD Mechanical 2017 で録画されました。
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00:04 | このビデオでは、記号を使用して、図面に注釈を付ける方法を紹介します。従来、ブロックを追加し、分解して修正する作業は時間のかかる作業でしたが、これを解消する機能が導入されました。AutoCAD Mechanical ツールセット では、使用頻度の高い注釈記号がすべて標準で付属し、さまざまな規格がサポートされるようになりました。操作は、規格を選択し、記号を選択して図面に直接挿入するだけです。非常に簡単な操作です。ここでは、この機能や、このシャフトに注釈記号を追加する方法について説明します。 |
00:37 | このキーに注記を追加する場合、[注釈]タブの[引出線注記]をクリックし、キーを選択します。このキーは、事前にコンテンツ ライブラリからドロップしておきました。つまり、すべての情報が AutoCAD Mechanical ツールセット に保存されています。ここで、この情報が引出線注記でどのように取得され、既定の文字で表示されているかを確認しましょう。文字は任意で変更することができます。 |
01:05 | 次に、この円錐断面の勾配に寸法を記入します。ここでは、テーパ記号を使用して、寸法を記入します。まず、中心線を選択します。これは、勾配を計測する基準線になります。次に、アタッチ点を指定して、記号を配置します。正確な比率が AutoCAD Mechanical ツールセット で自動的に計算されていることが分かります。後で記号を変更する必要が生じた場合でも、簡単に変更することができます。オブジェクトのプロパティを確認したり変更する場合は、いつでもダブルクリックするだけで確認や変更を行うことができます。 |
01:43 | 次に、面の指示記号を追加します。シャフトを選択し、始点を指定します。ここでは、引出線なしでシャフトに記号を配置します。このため、次の点の選択を求めるプロンプトが表示されたら、[Enter]を押します。オプションを指定できるようになり、粗さの平均値を選択します。完了したら[OK]をクリックして、記号を配置します。 |
02:15 | これら 2 つのシャフト セグメントに、先ほど追加したのと同じ粗さの平均値を適用します。つまり、この値は使用頻度の高い値になります。そこで、これをシンボル ライブラリに追加します。これで、今後の作業時間を短縮できます。プロパティをダブルクリックして表示し、ライブラリに追加します。この記号にリボンから直接アクセスできるようになりました。 |
02:52 | 次に、他のすべてのサーフェスについて、記号を追加して、面の指示記号の要件を指定します。ダイアログ ボックスで、大部分同一記号としてフラグを付け、粗さの平均値を指定します。図面内のその他の記号が自動的に取得され、規格に基づいて、括弧付きで一覧表示されます。後から面の指示記号を変更したり、新しい面の指示記号を追加しても、内容に応じて変更が反映されます。 |
03:25 | 次に、幾何公差を追加します。ここでは、円周振れの幾何公差を指定します。まず、幾何公差の軸を指定するデータム ID をアタッチします。リボンの[データム ID]記号をクリックし、アタッチ点を選択します。AutoCAD Mechanical ツールセット では、引出線の最初のセグメントをシャフトに対して垂直にすることで、規格への準拠を容易に確保できます。同様に、2 番目のデータム ID を作成します。 |
04:02 | 最後に、幾何公差を指定します。[幾何公差]記号をクリックし、アタッチ先のシャフトのセグメントを選択します。この場合、スペースがあまりないため、引出線をシャフトの外側から開始します。AutoCAD Mechanical ツールセットカーソルの移動に応じて、寸法補助線が描画されます。引出線の始点をクリックして指定すると、規格に基づいて、引出線がシャフトに対して垂直になります。AutoCAD Mechanical ツールセット引出線の最初の頂点を指定します。このセグメントの方向には、垂直または水平のみを指定できます。ダイアログ ボックスで、円周振れの記号を選択し、幾何公差の値および軸を指定します。 |
04:52 | これで、完成です。ごく短い時間で、複雑な注釈をいくつか追加しました。このビデオの記号は、すべて DIN 規格に準拠しています。AutoCAD Mechanical ツールセット もたくさんの規格を提供しています。作図を開始する前に、[オプション]ダイアログ ボックスを開き、[AM:規格]タブで、必要な規格を選択します。選択内容に応じて、記号の外観および動作が変わります。規格自体に加え、特定の履歴を選択することもできます。また、規格に抵触せずに、さまざまなカスタマイズを行うこともできます。詳細については、AutoCAD Mechanical ツールセット ヘルプを参照してください。 |