[ラスター スナップ]タブ([作図補助設定]ダイアログ ボックス)

このタブを使用して[ラスター スナップ]をオンまたはオフにし、その動作をコントロールします。

ラスター スナップ モードを使用して、ベクトル化ツールでモノクロ ラスター オブジェクトをトレースしたり、消しゴムで削除したり、クロップしたり、ラスター図形処理を行うことができます。

ラスター スナップ モード

スナップ モードは、イメージ上でカーソルを動かす場合にカーソルがどこをスナップするかを決定します。複数のスナップ モードを選択すると、クロスヘア カーソルは最も近い点にスナップします。指定する点にクロスヘア カーソルをスナップさせるためには、その点をクリックしてください。

線幅の中心

ラスター線の線幅の中心にスナップします。線幅全体がスナップ ウィンドウ内に入っていなければなりません。

端点

ラスター線の端点にスナップします。

注: 線が、別の線と交差している点で終了している場合は、それは端点ではなく、交点とみなされます。
コーナー

2 本の線の交点にスナップします。

交点

3 本以上のラスター線の交点にスナップします。交点全体がスナップ ウィンドウ内に入っていなければなりません。

エッジ

ラスター線のエッジにスナップします。ラスター線の一部が、スナップ ウィンドウ内に入っていなければなりません。

基本設定

スナップ ウィンドウを表示

ラスター スナップの使用時に、スナップ ウィンドウが表示されます。

スナップ ウィンドウのサイズ

スナップ ウィンドウのサイズをピクセル単位で指定します。最大サイズは 300 ピクセルです。ラスター オブジェクトが隣り合っている場合、複数のオブジェクトがそのスナップ ウィンドウ内にあると、大きなスナップ ウィンドウは特定のオブジェクトを選択できなくなることがあります。

注: スナップ ウィンドウはスクリーン ピクセル単位ではなく、イメージ ピクセル単位で定義されるので、スナップ ウィンドウのサイズは、ズーム レベルによって異なります。このため、イメージを拡大していてスナップ ウィンドウが 10 ピクセルの場合、ウィンドウは小さく表示されることがあります。しかし、拡大ズームすると、同じサイズのスナップ ウィンドウが大きく表示されます。

ラスター スナップを優先

ラスター スナップがアクティブな場合は、ここで選択したカーソル コントロール モードより優先されます。

スナップ

ラスター スナップは AutoCAD の SNAP[スナップ]コマンドより優先されます。

極トラッキング

ラスター スナップは AutoCAD の[極トラッキング機能]より優先されます。

直交モード

ラスター スナップは AutoCAD の ORTHO[直交]コマンドより優先されます。

オプション

AutoCAD の[オプション]ダイアログ ボックスにある[作図補助]タブを表示します。このダイアログ ボックスで、[AutoSnap マーカーのサイズ][ターゲット ボックス サイズ]などを指定できます。

[AutoCAD オプション]ダイアログ ボックスの詳細については、AutoCAD ヘルプを参照してください。