プロジェクト構造の第 1 レベルでは、基本設計オブジェクト(現況地盤サーフェス、線形、区画ネットワークなど)が存在するソース図面を設定します。各オブジェクトを独立した図面に格納することも、関連する複数のオブジェクトを 1 つの図面に格納することもできます。
大規模なプロジェクトでは、各オブジェクトを別個の図面に格納することをお勧めします。この構造では、ユーザがオブジェクトを編集するときに他のユーザによる他のオブジェクトへのアクセスを妨げることがありません。また、オブジェクトを分離することによって、あるオブジェクトの編集が同じ図面の他のオブジェクトに影響してしまう可能性を最小限に抑えることができます。
複数のオブジェクトを単一の図面の中にまとめる方法は、プロジェクトが小規模な場合、または 1 人のユーザが設計全体に対して単独で責任を負っている場合に適しています。たとえば、区画設計のすべての関連線形を単一の図面で管理し、区画ネットワークを別の図面で管理できます。このプロジェクト構造によって、管理する図面数を減らすことができます。ただし、オブジェクトに突発的な変更が生じるリスクがあります。
レベル 1 図面間でデータ参照を使用して、現況地盤サーフェスなどのオブジェクトの読み込み専用コピーを共有します。実装する構造に応じて、これらの参照として Vault 参照またはデータ ショートカットのいずれかを使用します。
図面ごとに、一意のファイル名を作成して、指定されたプロジェクト作業フォルダに保存します。各図面の名前には、その図面に含まれるオブジェクトへの明確な参照を組み込んでください(Maple_Street_Centerline.dwg など)。プロジェクト図面の数が増加するにつれて、ファイル名に明確な参照を使用するメリットはより明らかになります。