[マップチェック解析を調整]ダイアログ ボックス

このダイアログ ボックスにより、閉合のマップチェック レポートを調整します。

[角度の平衡化を実行]

[水平調整の方法]で指定した方法に基づいて、数理解析を実行するには、[はい]を選択します。

[水平調整の方法]

次のトラバース解析方法のいずれかを指定します。

  • [コンパス法]: 閉合誤差の原因は、測定距離の誤差よりも観測角度の誤差にあると想定した補正方法。トラバース全体の長さと線の長さの比率に基づいて、緯度と経距の閉合誤差が分散されます。
  • [トランシット法]: 閉合誤差の原因は、観測角度の誤差よりも測定距離の誤差にあると想定したトラバースの平衡調整方法。トラバースの各レグの緯度と経距の比率に基づいて、トラバース全体の緯度と経距の和に補正が分布されます。
  • [クランダル法]: すべての角度誤差をトラバース全体に分散させ、トラバースの距離を修正することによりトラバースのすべての調整を行う、トラバースの平衡調整方法。平方和が最小になるように、各レグの距離が修正されます。閉合誤差に対応する補正では、閉合誤差がランダムであり、正規に分散されていると想定します。また、調整ルーチンの前に、すべての角度誤差が調整済みであると想定します。
  • [最小二乗法]: トラバースの平衡調整方法。調整前と調整後の測定値(角度と距離)の差の二乗和を最小にします。この方法では、[機器補正]で設定した仕様に基づいて、個別の測定値に統計上の重みを加え、誤差の原因を決定します。複数の観測データを基に原因を探る場合、個別のトラバース ループまたはトラバース ネットワークのデータを調整できます。
    注: [最小二乗法]オプションでは、現在の測量機器データベースの[機器のプロパティ]での標準偏差の指定値が使用されます。値は最小二乗法の調整に適したものであることを確認してください。詳細は、「[機器データベース マネージャ]ダイアログ ボックス」を参照してください。
[水平閉合の限度]

水平方向の閉合の最小許容誤差を指定します(たとえば、15000.00 の値を指定した場合は 15000 分の 1 になります)。

[セットごとの角度誤差]

角度誤差の最大値を指定します。

[マップチェックを更新]

調整後の座標でマップチェック レポートを更新するには、[はい]を指定します。

注: マップチェック解析の入力ビューで、マップチェック名の横に表示されるアイコンは、そのマップチェックが調整済みであることを示します。調整をクリアするには、[マップチェック]を右クリック [調整をクリア]をクリックします。