デザイン チェックを作成すると、設計基準テーブルに含まれていない基準の設計パラメータを検証できます。よく使用されるデザイン チェックの組み合わせは、デザイン チェック セットに保存した上で縦断に適用します。
設計基準ファイルには、指定した設計速度での[制動停止視距]、[追越視距]、[ヘッドライトの視距]の各最小 K 値に関する A.A.S.H.T.O. 基準テーブルが含まれています。その他の基準は数式を使用してチェックできます。この数式をデザイン チェックと言います。
デザイン チェックの作成および管理の方法は、ラベル式の場合と同じです。デザイン チェックを作成および編集するには、[デザイン チェック エディタ]ダイアログ ボックスを使用します。縦断にデザイン チェックを適用するには、デザイン チェック セットにデザイン チェックを追加する必要があります。
デザイン チェックは、真または偽という戻り値しかないという点が、ラベル式とは異なります。たとえば、接線の距離が、指定された最小の接線距離よりも短い場合に通知を発行するというデザイン チェックを作成できます。
デザイン チェックを作成したら、それを他のデザイン チェックと適切に組み合せてデザイン チェック セットに保存します。デザイン チェック セットは、縦断の作成プロセス中に縦断に対して適用できる他、既存の縦断のプロパティを介して縦断に適用することもできます。
デザイン チェック セットは、異なるタイプのデザイン チェックを組み合わせるために複数のデザイン チェックをまとめたものです。たとえば、凹型曲線および凸型曲線の最小 K 値および最大 K 値に関するそれぞれのデザイン チェックにより構成されたデザイン チェック セットを作成できます。