[道路修繕パラメータ]パレットのリファレンス

このパレットでは、道路修繕コリドーへの車線入力および車線プロパティの割り当て、プロパティ テーブルでの道路修繕入力パラメータの編集、選択した道路修繕コリドー リージョンへの変更の適用が行えます。

新しい道路修繕コリドーを作成している場合は、道路修繕コリドーに道路修繕パラメータを適用すると、Autodesk Civil 3D によって道路修繕コリドー用のアセンブリが自動的に構築され、適切な道路修繕サブアセンブリや横断勾配最適化サブアセンブリが道路修繕コリドー リージョンに自動的に割り当てられます。既存の道路修繕コリドーを編集している場合は、道路修繕パラメータに変更を加えて[適用]をクリックすると、道路修繕コリドー、横断ビュー、縦断ビュー、および平面図が更新されます。

車線入力

[左車線の数]

道路の左側の車線数を指定します。

[右車線の数]

道路の右側の車線数を指定します。

車線プロパティ

車線プロパティ

ドロップダウン メニューを使用して車線を選択し、そのパラメータを確認します。左矢印および右矢印 を使用して車線間をナビゲートすることもできます。

車線パラメータ

車線パラメータのプロパティの詳細については、「道路修繕サブアセンブリおよび横断勾配最適化サブアセンブリのリファレンス」を参照してください。

[理想的な横断勾配]
計画地盤の縦断に対する望ましい横断勾配(%)です。
オーバーレイ勾配のオプション
ユーザ定義のオーバーレイ勾配のオプションを指定します。[右オーバーレイ勾配のオプション]および[左オーバーレイ勾配のオプション]を指定します。
ヒント: フラッピングとは、道路修繕サブアセンブリにおいてオーバーレイに対する修正横断勾配の計算方法を表すために使用する用語です。フラッピングの効果はさまざまで、現況地盤の横断勾配と理想的な横断勾配との間の[勾配誤差の許容値]や[勾配差]に関連しています。[勾配差]がサブアセンブリの[勾配誤差の許容値]より小さい場合は、使用事例が「許容誤差内」とみなされます。[勾配差]がサブアセンブリの[勾配誤差の許容値]より大きい場合は、使用事例が「許容誤差外」とみなされます。
注: [勾配誤差の許容値]は絶対値です。たとえば、0.4% または -0.4% の勾配差はどちらも 0.4% の絶対値を持ちます。勾配誤差の許容値が 0.5% の場合、0.4% の絶対勾配差は許容範囲内とみなされます。
  • ユーザ定義(フラッピングあり)
    フラッピングで、サブアセンブリの勾配誤差の許容値を基準とする修正横断勾配の計算方法を指定します。
    • 許容誤差内でフラッピング:

      修正横断勾配が現況地盤の勾配にできるだけ近くなるように設定されます。また、最小レベル深さに合わせようとします。

    • 許容誤差外でフラッピング:

      修正横断勾配が勾配誤差の許容値内で現況地盤の勾配にできるだけ近くなるように設定されます。

  • ユーザ定義(フラッピングなし)
    フラッピングで、サブアセンブリの勾配誤差の許容値を基準とする修正横断勾配の計算方法を指定します。
    • 許容誤差内でフラッピング:

      修正横断勾配が理想的な横断勾配と等しくなるように設定されます。

    • 許容誤差外でフラッピング:

      修正横断勾配が勾配誤差の許容値内で理想的な横断勾配にできるだけ近くなるように設定されます。

  • 外側/内側車線の横断勾配摺り付け
    外側または内側車線の横断勾配摺り付けによって、理想的な横断勾配が置き換えられます。オーバーレイ層の修正横断勾配の値は、理想的な横断勾配によってではなく、横断の横断勾配摺り付けテーブルによって定義されます。
    注: 外側/内側車線の横断勾配摺り付けが選択されているが道路修繕コリドーの線形に横断勾配摺り付けテーブルが定義されていない場合は、イベント ビューアに警告が表示され、理想的な横断勾配が 0 に設定されます。
  • 一致勾配

    修正横断勾配が常に現況地盤の勾配と等しくなるように設定されます。

  • 理想的な横断勾配を使用

    修正横断勾配が常に理想的な横断勾配と等しくなるように設定されます。

車線の内側の端のオフセット
現況地盤の勾配を計算するためのアタッチメント ポイントからの始点のオフセットです。
車線の内側の端のオフセットのターゲット
現況地盤の勾配を計算するためのアタッチメント ポイントからの始点のオフセットです。
[車線の幅]
車線の内側の端と車線の外側の端との間の距離です。
車線幅のターゲット
車線の内側の端と車線の外側の端との間の距離を定義するオブジェクトです。このオフセットを指定するターゲットとして、線形、ポリライン、計画線、および測量図形の各オブジェクト タイプが使用できます。
設計車線幅が既存の車線幅と同じ
  • [はい]

    設計車線幅が既存の車線幅と同じであることを指定します。

  • [いいえ]

    設計車線幅が既存の車線幅と同じではないことを指定します。

    注: [いいえ]を選択した場合は、[既存の車線の内側の端]パラメータと[既存の車線の外側の端]パラメータがサブアセンブリに適用されません。
既存の車線の内側の端のオフセット
既存の車線の内側の端のアタッチメント ポイントからのオフセットです。
既存の車線の内側の端のオフセットのターゲット
車線のサンプル ポイントの内側の端のオフセットを定義するオブジェクトです。既存サーフェス勾配の計算に使用されます。このオフセットを指定するターゲットとして、線形、ポリライン、計画線、および測量図形の各オブジェクト タイプが使用できます。
既存の車線の外側の端のオフセット
既存の車線の外側の端のアタッチメント ポイントからのオフセットです。
既存の車線の外側の端のオフセットのターゲット
車線のサンプル ポイントの外側の端のオフセットを定義するオブジェクトです。既存サーフェス勾配の計算に使用されます。このオフセットを指定するターゲットとして、線形、ポリライン、計画線、および測量図形の各オブジェクト タイプが使用できます。

道路修繕入力

横断勾配修正
すべての車線で同じ理想的な横断勾配を使用
  • [はい]
    同じ理想的な横断勾配値はすべての車線に適用されます。
    注: このオプションを選択した場合、既存の道路修繕コリドー リージョンの[理想的な横断勾配]車線パラメータは読み込み専用になります。
  • [いいえ]

    理想的な横断勾配を個々の車線に割り当てます。

[理想的な横断勾配]

計画地盤の縦断に対する望ましい横断勾配(%)です。

勾配誤差の許容値

設計対象とする現況地盤の縦断の横断勾配に対する最大変化(%)を指定します。

[横断勾配摺り付けを使用]

横断勾配摺り付けを使用する場合、理想的な横断勾配は、線形の横断勾配摺り付けテーブルで定義されている測点の横断勾配摺り付けの値によって定義されます。

鉛直調整

切削およびレベリングのタイプ
切削およびレベリング層のタイプです。
[オーバーレイの深さ]
オーバーレイ層の深さです。
[最小レベル深さ]
レベリング層の最小深さです。
[最小切削深さ]
切削層の最小深さです。
適用
選択した道路修繕コリドー リージョンに道路修繕パラメータを適用し、選択した測点の横断ビューを更新します。