デザイン チェックを作成すると、設計基準ファイルに含まれていない基準の設計パラメータを検証できます。
設計基準ファイルにあるテーブルには、線形設計に最もよく使用される基準が含まれています。その他の基準は数式を使用してチェックできます。この数式をデザイン チェックと言います。
デザイン チェックの作成および管理の方法は、ラベル式の場合と同じです。デザイン チェックを作成および編集するには、[デザイン チェック エディタ]ダイアログ ボックスを使用します。線形にデザイン チェックを適用するには、線形ラベル セットと同じような役割を持つデザイン チェック セットにそのデザイン チェックを追加する必要があります。
デザイン チェックは、線分用、曲線用、緩和曲線用の他、複数の線分図形、曲線図形および緩和曲線図形のグループである IP 点用に作成できます。
デザイン チェックは、真または偽という戻り値しかないという点が、ラベル式とは異なります。たとえば、接線の距離が、指定された最小の接線距離よりも短い場合に通知を発行するというデザイン チェックを作成できます。
デザイン チェックを作成したら、それを他のデザイン チェックと適切に組み合せてデザイン チェック セットに保存します。デザイン チェック セットは、線形の作成プロセス中に線形に対して適用でき、また、既存の線形のプロパティを介して線形に適用することもできます。
デザイン チェック セットは、異なるタイプのデザイン チェックを組み合わせるために複数のデザイン チェックをまとめたものです。たとえば、緩和曲線の最小および最大の A 値、曲線の最小半径、緩和曲線の摺り付けの最小の長さのそれぞれに関する個別のデザイン チェックで構成されたデザイン チェック セットを作成することが可能です。
デザイン チェック セットの作成および管理の方法は、ラベル セットの場合と同じです。デザイン チェック セットを作成および編集するには、[デザイン チェック セット]ダイアログ ボックスを使用します。