付録 A.1: 引数 #1: 材料参照番号

ANSYS では、すべての材料特性の定義に材料参照番号を割り当てる必要があります。この番号は、特定の材料とその材料を表す有限要素を関連付けるために使用します。材料参照番号は正の整数(ゼロ以外)にする必要があります。Helius PFA GUI を使用して、各材料とその対応する材料参照番号(MATID)を表示できます。

Helius PFA を ANSYS 用にインストールしている場合は、HPFAMatDB.xml ファイルが %APPDATA%\Autodesk\Helius PFA 20XX.X\Materials フォルダと AUTODESK_DIR\Materials フォルダ(例: C:\Program Files\Autodesk\Helius PFA 20XX.X\Materials)の 2 つの場所に作成されます。このファイルの目的は、Helius PFA 材料データベース(%APPDATA%\Autodesk\Helius PFA 20XX.X\Materials フォルダ)に格納されている材料名と材料参照番号(MATID)をリンクすることです。

この製品と共にインストールされる複合材料の材料参照番号は、このファイル内に既に含まれています。Composite Material Manager を使用して新しい材料ファイルを作成すると、HPFAMatDB.xml ファイルは新しい材料を追加するように自動的に更新され、材料 ID 番号が割り当てられます。ただし、材料ファイルを手動でコピーして編集した場合は、材料参照番号(MATID)と新しく作成された複合材料名間に新しいリンクを追加するように、HPFAMatDB.xml ファイルを更新する必要があります。HPFAMatDB.xml ファイルをテキスト エディタまたはインターネット ブラウザを使用して開くと、次のような内容が示されます(テキスト エディタで開いた場合)。

<?xml version="1.0"?>

<HPFAMatDB>

<Material id="9001" name="AS4-3501-6"/>

<Material id="9002" name="AS4_3502"/>

<Material id="9003" name="AS4_8552"/>

<Material id="9004" name="AS_Epoxy1"/>

<Material id="9005" name="Eglass21xK43Gevetex-LY556"/>

<Material id="9006" name="HTS150_TC250"/>

<Material id="9007" name="IM7-977-2"/>

<Material id="9008" name="IM7_5250-4"/>

<Material id="9009" name="IM7_8551"/>

<Material id="9010" name="IM7_8552"/>

<Material id="9011" name="IM7_977-3"/>

<Material id="9012" name="S2\_Glass\_Epoxy2"/>

<Material id="9013" name="SilEglass1200tex-MY750"/>

<Material id="9014" name="T300-BSL914C"/>

<Material id="9015" name="T300_976"/>

<Material id="9016" name="T300_PR319"/>

<Material id="9017" name="T800H_3900-2"/>

</HPFAMatDB>

新しく作成した材料ファイルと ANSYS 材料参照番号(MATID)間にリンクを追加するには、既存のファイルの形式をコピーして、この 2 つの項目をリンクする行を追加します。たとえば、新しく作成された材料ファイルを example_composite_material として保存した場合は、ファイルを次のように変更します。

<?xml version="1.0"?>

<HPFAMatDB>

<Material id="9001" name="AS4-3501-6"/>

<Material id="9002" name="AS4_3502"/>

<Material id="9003" name="AS4_8552"/>

<Material id="9004" name="AS_Epoxy1"/>

<Material id="9005" name="Eglass21xK43Gevetex-LY556"/>

<Material id="9006" name="HTS150_TC250"/>

<Material id="9007" name="IM7-977-2"/>

<Material id="9008" name="IM7_5250-4"/>

<Material id="9009" name="IM7_8551"/>

<Material id="9010" name="IM7_8552"/>

<Material id="9011" name="IM7_977-3"/>

<Material id="9012" name="S2\_Glass\_Epoxy2"/>

<Material id="9013" name="SilEglass1200tex-MY750"/>

<Material id="9014" name="T300-BSL914C"/>

<Material id="9015" name="T300_976"/>

<Material id="9016" name="T300_PR319"/>

<Material id="9017" name="T800H_3900-2"/>

<Material id="9018" name="example\_composite\_material"/>

</HPFAMatDB>

9018 は HELIUS コマンドの最初の引数として使用され、材料「example_composite_material」を使用するように Helius PFA に指示します。