次の手順では、AutoCAD スクリプトを作成します。AutoCAD スクリプトは、操作を実行するために AutoCAD Map 3D ツールセット のコマンド プロンプトに入力するコマンドを発行するテキスト ファイルです。アプリケーションの外部でコマンドが適切に実行されるようにするための特別な構文があります。
この演習では、以前の演習演習 1: 書き出しプロファイルを作成するに引き続き、バッチ書き出しの手順を学びます。
スクリプト ファイルの各行は、書き出し操作でのコマンド プロンプトに対する応答です。
完成したスクリプト ファイルは、ファイル名とフォルダ名の置き換えを除くと次の例のようになります。
_-mapexport FDO_SDF SDFs\Temp.sdf _yes D:\Demo\MyExport.epf _proceed _quit
スクリプト ファイルは、メモ帳などのテキスト エディタで作成します。
スクリプト ファイルを作成するには
_-mapexport
この行は書き出し処理を開始します。アンダースコアは、コマンドまたはプロンプトが英語であり、翻訳されないことを示します。したがって、どの言語でもスクリプトを実行できます。
FDO_SDF
この行は、コマンド プロンプト「書き出し先のファイルの種類を入力、または[一覧(?)]<FDO_SDF>:」に対する応答です。DWG ファイルを SDF 形式に書き出すことを指定します。
SDFs¥Temp.sdf
SDFs¥ は、処理で必要な一時 SDF ファイルを格納するフォルダの名前に置き換えます。
この行は、コマンド プロンプト「作成するファイル名を入力 <D:¥PreviousExport.sdf>:」に対する応答です。
_yes
この行は、コマンド プロンプト「プロファイルをロードしますか?[はい(Y)/いいえ(N)]<いいえ>:」に対する応答です。ここでは、プロファイルをロードします。
D:¥Demo¥MyExport.epf
書き出す DWG ファイルと同じフォルダを指定します。
この行は、コマンド プロンプト「オプションが入っている .EPF ファイルの名前とパスを入力:」に対する応答です。
_proceed
この行は、コマンド プロンプト「オプションを変更[選択(S)/データ(D)/オプション(O)/実行(P)]<実行>:」に対する応答です。
_quit
この行は、スクリプトを終了し、制御をバッチ ファイルに返します。
書き出す DWG ファイルと同じフォルダにスクリプト ファイルを保存します。
このチュートリアルを続けるには、「バッチ ファイルを作成する」へ進みます。