演習 2: スクリプト ファイルを作成する

次の手順では、AutoCAD スクリプトを作成します。AutoCAD スクリプトは、操作を実行するために AutoCAD Map 3D ツールセット のコマンド プロンプトに入力するコマンドを発行するテキスト ファイルです。アプリケーションの外部でコマンドが適切に実行されるようにするための特別な構文があります。

注:

この演習では、以前の演習演習 1: 書き出しプロファイルを作成するに引き続き、バッチ書き出しの手順を学びます。

スクリプト ファイルの各行は、書き出し操作でのコマンド プロンプトに対する応答です。

完成したスクリプト ファイルは、ファイル名とフォルダ名の置き換えを除くと次の例のようになります。

_-mapexport
FDO_SDF
SDFs\Temp.sdf
_yes
D:\Demo\MyExport.epf
_proceed
_quit

スクリプト ファイルは、メモ帳などのテキスト エディタで作成します。

スクリプト ファイルを作成するには

  1. コンピュータでメモ帳を起動します。たとえば、[スタート][アクセサリ][メモ帳]の順にクリックします。
  2. 次の内容を入力します。

    _-mapexport

    この行は書き出し処理を開始します。アンダースコアは、コマンドまたはプロンプトが英語であり、翻訳されないことを示します。したがって、どの言語でもスクリプトを実行できます。

  3. [Enter]を押し、次の内容を入力します。

    FDO_SDF

    この行は、コマンド プロンプト「書き出し先のファイルの種類を入力、または[一覧(?)]<FDO_SDF>:」に対する応答です。DWG ファイルを SDF 形式に書き出すことを指定します。

  4. [Enter]を押し、次の内容を入力します。

    SDFs¥Temp.sdf

    SDFs¥ は、処理で必要な一時 SDF ファイルを格納するフォルダの名前に置き換えます。

    この行は、コマンド プロンプト「作成するファイル名を入力 <D:¥PreviousExport.sdf>:」に対する応答です。

  5. [Enter]を押し、次の内容を入力します。

    _yes

    この行は、コマンド プロンプト「プロファイルをロードしますか?[はい(Y)/いいえ(N)]<いいえ>:」に対する応答です。ここでは、プロファイルをロードします。

  6. [Enter]を押し、書き出しプロファイルが格納されているフォルダおよびファイルの絶対パス名を入力します。たとえば、次のように入力します。

    D:¥Demo¥MyExport.epf

    書き出す DWG ファイルと同じフォルダを指定します。

    この行は、コマンド プロンプト「オプションが入っている .EPF ファイルの名前とパスを入力:」に対する応答です。

  7. [Enter]を押し、次の内容を入力します。

    _proceed

    この行は、コマンド プロンプト「オプションを変更[選択(S)/データ(D)/オプション(O)/実行(P)]<実行>:」に対する応答です。

  8. [Enter]を押し、次の内容を入力します。

    _quit

    この行は、スクリプトを終了し、制御をバッチ ファイルに返します。

  9. スクリプト ファイルを保存して閉じます。

    書き出す DWG ファイルと同じフォルダにスクリプト ファイルを保存します。

このチュートリアルを続けるには、「バッチ ファイルを作成する」へ進みます。