ワークフローは一連の処理を自動化します。処理のパラメータを指定しておくことも、ワークフロー実行時にパラメータを入力することもできます。
このレッスンでは、すべて SDF ファイルで構成されるフォルダから[表示マネージャ]の画層を作成して、.layer ファイルに保存する事前定義のワークフローを編集します。画層を保持するグループを作成し、新しいグループに画層を移動します。
ワークフローを編集するには
右側の AutoCAD Map 3D ツールセットのアクティビティを展開します。すべてのアクティビティを一度に表示するには、 をクリックします。
このアクティビティは指定したフィルタに基づいて、指定のフォルダのファイルを検索します。この場合は、すべての SDF ファイルを検索します。
SDF ファイルが2つまたは3つ格納されているフォルダを選択します。SDF ファイルを格納したフォルダがない場合は、チュートリアルに付属しているサンプル SDF ファイルを使用して、フォルダを作成します。
LoopAddLayers は、ForEachアクティビティで、指定のアクションを特定のアイテムのコレクションに対して繰り返し実行します。このタイプのアクティビティは、[ユーティリティ]ツールボックスにあります。
この場合、ForEach アクティビティの名前は "LoopAddLayers"となり、アクティビティの実行内容を示す名前になります。このアクティビティは、[フォルダの内容を検索]アクティビティで指定されたフォルダ内の各 SDF ファイルを調べます。アクティビティは反復実行されるごとに、SDF ファイルに接続して、フィーチャ画層を [表示マネージャ]に追加します。
[グループを追加]アクティビティは、新しい画層を保持するグループを作成します。[LoopAddLayers]アクティビティによって画層がグループに追加されるため、ループ アクティビティが開始される前に、グループを作成する必要があります。
[グループを追加]アクティビティを[LoopAddLayers]アクティビティのすぐ上にドラッグし、パラメータを変更します。
追加する画層ごとに[グループ]プロパティを変更するため、このアクティビティは、[LoopAddLayers]という名前の[ForEach]アクティビティの内部に配置します。
前のアクティビティの出力を選択すると、現在のアクティビティをその先行アクティビティに結合することになります。前のアクティビティの結果が現在のマップ内にまだ存在しません。ワークフロー バインドによって、ワークフローが実行されるときに作成される画層を指定できるようになります。
[画層]フィールドの横にある下向き矢印をクリックし、[前の操作の結果]で[画層を作成]アクティビティを展開して、画層を選択します。
[オプション パラメータを表示]セクションを展開します。[グループ]フィールドの横にある下向き矢印をクリックし、[前の操作の結果]で[Add SDFLayers Group]アクティビティを展開して、グループを選択します。
[フィーチャ画層のプロパティを変更]アクティビティを[LoopAddLayers]アクティビティ内にドラッグし、[画層を作成]の直後に配置します。パラメータを変更し、変更する画層および画層のグループを指定します。
このチュートリアルを続けるには、「演習 2: AutoCAD コマンドを自動化する」に進みます。