ライト エフェクト(Light Effects)

ライト エフェクト(Light Effects) アトリビュートは、ライト フォグと光学エフェクトの外観を制御します (光学エフェクトについては、「グロー、ハロ、レンズ フレア」と「光学式 FX アトリビュート(Optical FX Attributes)」を参照してください)。

注: ライト フォグを作成する場合は、インスタンス化されたライトを使用しないでください。ライトはインスタンス化せずコピーしてください。ライト フォグについては、ライトを複製してもそのライト フォグは複製されないので、ライト フォグがライトに依存せずに複製されていることを確認してください。
ライト フォグ(Light Fog)

ライト フォグ アトリビュートは、ポイント ライト、ボリューム ライト、スポット ライトでのみ使用できます。

ライト フォグ(Light Fog)の右隣のボタンをクリックすると、ライト フォグ ノードが作成されてライトに接続されます。フォグ アイコンがビューに表示されます。フォグ アイコンは、基本的にライト アイコンの拡張です。ライト フォグ(Light Fog)をライトに接続したあと右隣のボタンをクリックし、ライト フォグ アトリビュートにアクセスします。

次の図中のライト フォグ(Light Fog)は、既定の設定 の 1.0 を使用するスポット ライトに適用した場合と、フォグの散布量(Fog Spread)フォグの強度(Fog Intensity)の設定を 2.0 に変更したスッポト ライトに適用した場合を示しています。

注:

既定では、ライト フォグは境界のエントリ ポイントでのみ評価されます。ライト フォグの半径がボリューム フォグのサイズよりも大きい場合、フォグを照らすライトの量はボリューム ライトのエッジでのライトの輝度になります(既定は 0 ですが、カラー ランプを編集すれば変更できます)。シェイプ(Shape)ノードのボリューム サンプル オーバーライド(Volume Samples Override) (たとえば sphereShapeNode)をオンにすると、ボリューム ライトの照明の質が上がります。サンプルの深度をジッタ(Depth Jitter)をオンにすると、こういった現象を避けることができます。

フォグの散布量(Fog Spread)

スポット ライトでのみ使用できます

スポット ライトまたはポイント ライトのビームに沿って、フォグの輝度がどのように変化するのかを定義します。 フォグの散布量の値を大きくすると、スポット ライトの円錐から放射される均一な輝度のフォグが生成されます。値を小さくすると、スポット ライトの中心でもっとも輝度が高く、周辺では低くなるフォグが作成されます。

スポット ライトのスライダ レンジは 0 から 5 です。既定は 1 です。

フォグ タイプ(Fog Type)

ポイント ライトでのみ使用できます。

プルダウン リストからフォグ タイプ(Fog Type)を選択します。フォグ タイプには次のものが含まれます。

通常(Normal)

既定のフォグ設定です。

リニア(Linear)

フォグがライトの中心から徐々に(リニアに)減衰します。

指数関数(Exponential)

フォグがライトの中心から急速に(指数的に)減衰します。

フォグの半径(Fog Radius)

ポイント ライトでのみ使用できます。

フォグの半径(Fog Radius)の値によって、ポイント ライトのビームからどれぐらいのフォグが全方向に拡散するかを定義します。光源からの距離に伴ってフォグの輝度が減衰する度合いは、スポット ライトまたはポイント ライトの減衰率(Decay Rate)アトリビュートを使用して調整します。

ポイント ライトのスライダ レンジは 0 ~ 10 で、既定は 1 です。

フォグの強度(Fog Intensity)

ライト フォグの輝度。ライトの強度(Intensity)の値もライト フォグの輝度に影響を与えます。スライダ レンジは 0~ 5 です。既定は 1 です。

ライト グロー(Light Glow)

ライト グロー(Light Glow)アトリビュートは、ポイント ライト、ボリューム ライト、エリア ライト、スポット ライトでのみ使用できます。

ライト グロー(Light Glow)の右隣のボタンをクリックすると、光学式 FX (Optical FX)ノードが生成され、ライトに接続されます(グロー、ハロ、またはレンズ フレア)。ライト アイコンにアタッチされた光学式 FX アイコンがビューに表示されます。これらのアトリビュートの設定の詳細については、「光学式 FX アトリビュート(Optical FX Attributes)」を参照してください。

強度カーブ(Intensity Curve)

スポット ライトでのみ使用できます

スポット ライトの輝度の減衰を制御するのに使用する輝度カーブを作成します。このアトリビュートはスポット ライトでのみ利用できます。独自のスポット ライト輝度またはカラー減衰率を作成する独自の輝度減衰率およびカラー減衰率を編集するも参照してください。

カラー カーブ(Color Curves)

スポット ライトでのみ使用できます

スポット ライトのカラーが、距離に伴って変化する度合いを制御するのに使用されるカラー カーブを作成します。

独自のスポット ライト輝度またはカラー減衰率を作成する独自の輝度減衰率およびカラー減衰率を編集するも参照してください。

バーン ドア(Barn doors)

バーン ドア(Barn Doors)アトリビュートはスポット ライトのアトリビュート エディタ(Attribute Editor)ライト エフェクト(Light Effects)セクションにあり、円錐の円形を「正方形にする」場合に使用します。

注:

バーン ドアはインタラクティブに調整できます。ライトのビームにバーン ドア(barn doors)(シャッタ)を適用するを参照してください。

左(Left)右(Right)上(Top)下(Bottom)バーン ドア(Barn Door)

スポット ライトのビームの中心から個々のバーン ドアの位置までの角度(度単位)。有効な範囲は -89.997 から 89.997 で、既定値は 20 です。

減衰領域(Decay Regions)のアトリビュート

減衰領域(Decay Regions)アトリビュートを使用すると、スポット ライトのビームを明るい領域(照らされた領域)と暗い領域(照らされていない領域)に分離することができます。

減衰領域の使用(Use Decay Regions)をクリックしてオンに設定し、スポット ライトに対して領域 1 (Region 1)、領域 2 (Region 2)、領域 3 (Region 3)の開始距離(Start Distance)と終了距離(End Distance)を設定します。減衰領域の使用(Use Decay Regions)の既定はオフです。

関連項目

  • ライトの減衰
  • エリア ライト オプションの減衰率(Decay Rate )
    注:

    減衰はインタラクティブに調整できます。減衰領域をインタラクティブに設定するを参照してください。

    領域 1 (Region 1)領域 2 (Region 2)領域 3 (Region 3)アトリビュート

    領域 1 (Region 1)領域 2 (Region 2)領域 3 (Region 3) の各アトリビュートは、スポット ライトのビーム内部にある明るい領域(照らされた領域)の位置とサイズを調整します。

    開始距離 1 (Start Distance1)終了距離 1 (End Distance1)

    開始距離(Start Distance)終了距離(End Distance)の値によって、スポット ライトから、ライトに照らされる領域が始まる距離と終わる距離が定義されます。