既定では、新規シーンには光源が含まれていません。
しかし、Maya の既定のライティングにより、シーン ビュー(5 キーを押す)ではシェーディング表示でオブジェクトを可視化することができます。既定のライティングをオフにした状態で、シーン内にライトがないと、シーンは真っ黒に表示されます。
(ライティングを必要としない)白熱光オブジェクトを表示またはレンダーする場合などに、ライトのオン/オフを切り替えるには、パネル メニューからライティング > ライトを使用しない(Lighting > Use No Lights)を選択します。作成したライトでシーンを照らすには、[7]キーを押すか、ライティング > すべてのライトの使用(Lighting > Use All Lights)を選択します。この操作を行うと、既定のライティングがオフになります。
ライトを使わずにシーンをプレビュー レンダーすると、Maya はレンダー時にオブジェクトを確認できるように、ディレクショナル ライト(平行光源)を作成します。ライトを使用しないと、オブジェクトはライトによる照射を受けません。つまり、レンダーは黒くなります。
この既定のライトはレンダーされたカメラにペアレント化されます。カメラがどちらの方向を向いていても、シーン全体が照らされます。直接カメラの方を向いているサーフェス領域は明るく、カメラの陰になっているサーフェス領域は暗くなります。これによってリアルなサーフェスの輪郭が再現されます。
プレビュー レンダーが完了すると、Maya はシーンから既定のライトを除去します。