HLSL シェーダ

HLSL (High Level Shading Language)シェーダ ノードを使用すると、Maya で一般的な HLSL ハードウェア シェーダを作成して構成することができます。HLSL は Direct X の一般的なシェーディング言語であり、Xbox ファミリのゲームを含む Direct X ベースのターゲット アプリケーションで好んで使用されるシェーディング言語です。Maya の以前の HLSL サポートとは異なり、HLSL シェーダは一般的な Direct X コンパイル レンダリングを提供します。

HLSL シェーダを作成する方法については、「HLSL シェーダを作成する」を参照してください。

注:

dx11Shader.mll は、Direct X シェーダを作成するのに適したプラグインです。したがって、HLSL プラグインは、Maya の標準インストールで提供されなくなりました。

下位互換性のため、hlslShader.mll を Autodesk Maya Bonus Tools パッケージ(Maya メニューのヘルプ > Maya のリソースとツール > ボーナス ツールのダウンロード(Help > Maya Resources and Tools > Download Bonus Tools)を選択)からダウンロードするか、または hlslShader プラグインの例をオートデスク デベロッパー ネットワークにある Developer Kit からダウンロードできます。

この機能を使用するには、2007 年 2 月バージョンの Direct X が必要です。

.fx ファイルを新しい .cgfx フォーマットに変換するために、NVIDIA の変換ユーティリティが用意されています。Cg と CgFX に関する豊富なマニュアルも利用することができます。www.developer.nvidia.com を参照してください。

基本的なワークフロー

次の手順は、HLSL プラグインを使用する基本的なワークフローの概要を示します。

HLSL シェーダの作成と取り扱いの方法については、「HLSL シェーダを操作する」を参照してください。

HLSL の制限事項とその他の注意事項

現在、HLSL シェーダは Maya のシーン ビューでのみサポートされます。高精度レンダラと外部レンダラが現在のところサポートされていません。

Maya では、次のエフェクトを含む HLSL シェーダは使用できません。

HLSL プラグインは現在、ジオメトリを変形するシェーダをサポートしていません。これらのエフェクトは表示できますが、DX と GL のシーン要素を合成すると、アーティファクトが生じる場合があります。

注:

Linux プラットフォームの場合、Maya ハードウェアのワークスペースでは、リモート表示または間接的なレンダリング デバイスでの GLSL または Cg のシェーディング言語はサポートされていません。