Import Options ウィンドウ

Import Options ウィンドウでは、モーションデータ、スケルトン構造、またはシーンを読み込むことができる設定およびテイクを選択することができます。このウィンドウで使用できるオプションは、読み込んでいるファイルのタイプによって異なります。

モーションファイルまたはスケルトンファイルフォーマットを選択すると、Open をクリックしたときに Import Options ダイアログボックスが表示されます。

Import Options ダイアログボックス A.読み込みテーブル B.Create/Merge 領域 C.カスタム読み込みオプション

Import Options ダイアログボックスは、Import コンテキストメニューから Options を選択したときにも表示されます。Import コンテキストメニューは、認識されている 1 つまたは複数のモーションファイルフォーマットを Viewer ウィンドウ上にドラッグしたときに表示されます。ドラッグするファイルは、すべて同じフォーマットのモーションファイルにしてください。

読み込みテーブル

読み込みテーブルには、読み込むすべてのファイルと、その開始フレーム、終了フレーム、サンプル、サンプリングレート、その他のオプションがリストされます。読み込みテーブルは、シーンと .fbx ファイル以外のすべてのデータ形式で同じように表示されます。

1 行目は All Files 行です。ここでは、すべてのファイルに対して、指定したカラムの値を一度に変更できます。ただし、各ファイルの値は、それぞれの絶対最小値または絶対最大値に制限されます。たとえば、サンプリングレートで 30000 と入力すると、すべてのファイルのサンプリングレートが最大値に設定されます。

列	説明
読み込み対象ファイル	Asset Browser からドラッグしたファイルや、Import File ダイアログボックスで選択したファイルがすべてリストされます。
Import 列	読み込むファイルを選択します。
Take 列	アニメーションが読み込まれるテイクの名前を表示します。既にアニメーションを含んでいるテイクに読み込む場合、読み込むテイクでそのアニメーションが置き換えられます。新しいテイクに読み込む場合は、テイクリストから New Take を選択します。このフィールドでテイク名を変更できます。
Start と End	開始および終了のタイムコードは、Transport Controls の表示と同様の時間形式で表示されます。読み込まれたファイルごとに開始時間と終了時間を変更できます。たとえば、各アニメーションがフレーム 0 から開始するように指定できます。
Samples	読み込まれたファイルごとに、サンプル数が表示されます。このサンプル数を変更することによって、継続時間を変更することができます。
Sampling Rate	読み込まれたファイルのフレームレートを表示します。この値を変更することによって、ファイルのオリジナルサンプリングレートに基づくアニメーションの速度を変えることができます。隣の Custom フィールドにフレームレートを自分で入力する場合は、Custom を選択します。
Custom	読み込むファイルのフレームレートを自分で入力できます。

Create／Merge 領域

ファイルを読み込む前にオブジェクトを選択すると、Create／Merge 領域のオプションが変わります。

たとえば、あるオブジェクトを選択してから File > Import を実行すると、選択できる Create および Merge オプションが変更されます。次の表は、全 Create オプションの一覧です。

Create

Create オプション	説明
In Same Hierarchy	すべてのモーションファイルを、複数のテイクにわたって同じ階層に読み込みます。
In Separate Hierarchies	モーションファイルごとに階層を作成します。各ファイルは、別々のテイクに読み込まれます。

Create か Merge の既定の選択も変化します。オブジェクトが選択されている場合は、Merge が選択されます。オブジェクトが選択されていない場合は、Create が自動的に選択されます。マージの前に選択されているオブジェクトによって、使用可能な Merge オプションも変ります。次の表は、全 Merge オプションの一覧です。

Merge オプション	説明
In Selected Hierarchy	ルートノードを検索し、データを階層全体にマージします。1 つのモデルが選択されている場合のみ使用できます。
In All Models	モーションをシーン内のすべてのモデルの階層に読み込みます。何も選択されていない場合は、このオプションしか選択できません。
In Selected Models Only	選択したノードまたはモデルとだけデータがマージされます。
In Selected Model and Children	選択したノードをルートノードとし、そのノードから始まる階層に読み込みます。腕、脚、または上半身だけなどのモーションを読み込む場合に便利です。1 つのモデルが選択されている場合のみ使用できます。
In Prefix Group	同一のプリフィックスを持つ先頭ノードを検索し、In Selected Hierarchy を選択した場合と同じようにモーションを読み込みます。選択したノードがプリフィックスを持つ場合は、In Selected Model and Children を選択した場合と同じ結果がもたらされます。目的のプリフィックスを持つノードが見つからない場合は、In Selected Hierarchy を選択したときと同じようになります。1 つのモデルが選択されている場合のみ使用できます。

Create Unmatched Models

ファイルを読み込む際、Import オプションでは、選択した階層の名前、ノードタイプ、構造を確認します。Create Unmatched Models オプションをアクティブにすると、読み込んだファイルの階層構造に合わせてノードが作成されます。

非アクティブにすると、認識されたノードにのみデータが読み込まれます。この場合、読み込むものと選択されているものが異なっていると、読み込みが停止されます。

カスタム読み込みオプション

カスタム読み込みオプションは Create および Merge オプションの下にあり、読み込むファイル形式に応じて追加のオプションにアクセスできるようになります。これについては、単独の「カスタム読み込みオプション」のセクションで説明しています。