領域切削 Z 高さ ダイアログを使用し、荒加工の実行中にモデルのスライスが行われる Z 高さを指定します。
領域切削 Z 高さダイアログは、領域切削ストラテジーの Z 方向削り込み量を手動で指定する際に
をクリックして表示します。
このダイアログには、以下のオプションが表示されます。
- Z 高さの数、距離、値を入力します。
均等 Z 方向削り込み量 - オンすると、すべての加工レベルが等間隔になり、Z 方向削り込み量が最大値になります。オフにすると、連続する加工レベル間の差は、ブロック下部にある最後のレベルを除いて、すべてのレベルで Z 方向削り込み量になります。
均等 Z 方向削り込み量 - 選択解除

Z 方向削り込み量 が 20 の場合、Z 高さは、15、-5、および -10 になります。
Z 方向削り込み量は、ブロック下部にある最後のレベル (この場合の Z 方向削り込み量 は 5) を除いて、すべてのレベルで指定した量 (この場合は 20) です。
均等 Z 方向削り込み量 - 選択

Z 方向削り込み量 が 20 の場合、Z 高さは、20、5、および -10 になります。このため、有効な Z 方向削り込み量は 15 です。
- Z 方向削り込み量はすべてのレベルで同じですが、指定した量であるとは限りません。この場合、PowerMill の Z 方向削り込み量 は、20 ではなく 15 です。このオプションは、定義方法 から Z 方向削り込み量 を選択した場合のみ有効になります。
- 計算 - Z 高さの値を計算します。
参照 - 別のエンティティからの Z 高さを追加、または、削除を行います。
エンティティタイプ選択 - Z 高さの追加、または、削除時に参照するエンティティタイプを選択します。
- ツールパス - 別のツールパスで定義された Z 高さが追加されます。Z 高さのリスト内の参照ツールパスと同じように Z 高さを表示します。
- バウンダリー - バウンダリーの最高ポイントと最低ポイントに Z 高さが追加されます。Z 高さのリストで
として表示されます。
- パターン - パターンの最高ポイントと最低ポイントに Z 高さが追加されます。Z 高さのリストで
として表示されます。
- フィーチャーセット - フィーチャーセットの最高ポイントと最低ポイントに Z 高さが追加されます。Z 高さのリストで
として表示されます。
エンティティ選択 - ツールパスなど、参照するエンティティを選択します。
動作選択 - アクティブエンティティ の参照方法を選択します。
- 全て追加 - ツールパスのエンティティを選択すると、選択したツールパスと同じ Z 高さに Z 高さが作成されます。エンティティがツールパス以外の場合は、このエンティティの最高ポイントと最低ポイントに Z 高さが作成されます。これらの Z 高さは、このツールパスで既に作成された高さに追加されます。
- 上部追加 - ツールパスのエンティティを選択すると、選択したツールパスの最高 Z 高さと同じ Z 高さに Z 高さが作成されます。エンティティがツールパス以外の場合は、このエンティティの最高ポイントに Z 高さが作成されます。
- 下部追加 - ツールパスのエンティティを選択すると、選択したツールパスの最低 Z 高さと同じ Z 高さに Z 高さが作成されます。エンティティがツールパス以外の場合は、このエンティティの最低ポイントに Z 高さが作成されます。
- 全て削除 - 新しいツールパスの Z 高さからエンティティに含まれる Z 高さが削除されます。
- 上部削除 - ツールパスのエンティティを選択すると、選択したツールパスの最高 Z 高さと同じ Z 高さで Z 高さが削除されます。エンティティがツールパス以外の場合は、このエンティティの最高ポイントで Z 高さが削除されます。
- 下部削除 - ツールパスのエンティティを選択すると、選択したツールパスの最低 Z 高さと同じ Z 高さで Z 高さが削除されます。エンティティがツールパス以外の場合は、このエンティティの最低ポイントで Z 高さが削除されます。
- 共有を検出 - 選択したエンティティおよびこのツールパスに共通する Z 高さを検出します。
- 計算 - 参照エンティティから Z 高さを計算します。
選択削除 - グラフィックウィンドウで Z 高さを選択し、削除します。
Z 高さリスト - ツールパス内の Z 高さをリスト表示します。 アイコンには Z 高さの作成方法が表示されています。
表示 - 領域切削ツールパスの作成に使用された Z 高さを表示します。
選択 Z 高さ削除(未選択の場合、全て削除) - 選択 Z 高さを削除します。また、未選択の場合、全 Z 高さを削除します。