フィクスチャーオフセットの適用方法

この例では、examples フォルダーの Channels.dgk モデルを使用し、フィクスチャーオフセットの作成、および、適用方法を説明します。

ツールパス作成 / NC プログラムに追加

  1. フィクスチャーオフセットの適用前に、以下のように溝加工ツールパスを作成します。
    • Roughing - 直径 15、先端半径 1、長さ 75 の R 付きエンドミルによる領域切削ツールパス
    • Rest Roughing - 直径 15、長さ 75 のボールエンドミルによる削り残し領域切削ツールパス
    • Steep and Shallow Finishing - 直径 10、長さ 50 のボールエンドミルによる急傾斜 / 低傾斜仕上げ加工ツールパス

  2. 以下のように、4 つの同一のツールパスを作成します。
    1. エクスプローラーで Roughing ツールパスを右クリックし、設定 を選択して モデル領域切削 ダイアログを表示します。
    2. ダイアログで をクリックし、ツールパスのコピーを作成します。
    3. 計算 をクリックします。
    4. ダイアログを閉じずに をクリックします。
    5. 計算 をクリックします。

      これにより、ツールパスのコピーが作成されます。同じ作業を繰返し、4 つの Roughing ツールパスを作成します。

  3. ステップ 1 を繰返し、4 つの Rest Roughing、および、Steep and Shallow Finishing ツールパスを作成します。
  4. NC プログラムを作成します。
    1. エクスプローラーで NC プログラム を右クリックし、NC プログラム作成 を選択します。

      これにより、NC プログラム ダイアログが表示されます。

    2. NC プログラム ダイアログで、名称に Channel with fixture offsets と入力します。
    3. 了解 をクリックします。
  5. エクスプローラーで全ツールパスを選択し、コンテキストメニューから 追加先 > NC プログラム を選択します。

フィクスチャーオフセット作成 / 適用

  1. フィクスチャーオフセットを作成します。
    1. NC プログラム ダイアログで を選択します。これにより、NC プログラム用フィクスチャーオフセット ダイアログが表示されます。

    2. 名称 項目に G55 と入力し、 をクリックします。
    3. フィクスチャーオフセット リストで X 項目を選択し、300 と入力してから Enter を押します。
  2. ステップ 1 を繰返し、更に 2 つのフィクスチャーオフセットを作成します。
    • G56Y300
    • G57X300Y 300
  3. 閉じる をクリックします。
  4. NC プログラム内のツールパスに、フィクスチャーオフセットを適用します。
    1. NC プログラム ダイアログで をクリックします。これにより、サイズ変更が可能な ツールパス リスト ウィンドウに、NC プログラム ツールパス リストのツールパスが表示されます。
    2. ツールパス ウィンドウで Roughing_1 を選択し、NC プログラム ダイアログで フィクスチャーオフセット リストから G55 を選択します。

      これにより、フィクスチャーオフセット G55 が、ツールパス Roughing_1 に適用されます。

  5. Roughing_1_1 を選択し、フィクスチャーオフセット G56 を適用します。
  6. Roughing_1_1_1 を選択し、フィクスチャーオフセット G57 を適用します。
  7. 同じ処理を繰返し、残りのツールパスにフィクスチャーオフセットを適用します。

    オリジナルツールパスへのフィクスチャーオフセットの適用は不要です。G55_1G56_1_1G57_1_1_1 の各ツールパスに適用します。

  8. NC プログラム ダイアログで 適用 をクリックします。
  9. 新規ポジションでツールパスを表示するには、Channel with fixture offsets NC プログラムを表示 します。