条件式を使用できるため、PowerMillがパラメーターを解決できない場合、セットアップシート項目には、空白ではなく事前定義された有用な値が表示されます。これは、エラーが発生した場合またはツールパス作業平面の指定を忘れた場合などに役立ちます。条件式を使用しないと、PowerMill はパラメーターを解決できなくなり、[作業平面名] 項目に原因不明の空白が表示されます。
次の例では、PowerMill がパラメーターを解決できない場合、値「WORLD」を表示する条件式を含めるようにパラメーター toolpath.Workplane を編集する方法について説明します。
基本パラメーター:
<th> Workplane Name</th><td>${toolpath.Workplane}</td>
以下のようにパラメーターを編集します。
<td> Workplane Name</th><td>${select(error(toolpath.Workplane), "WORLD", "$toolpath.Workplane.Name")}</td>
条件式には 1 つの質問と 2 つの回答が含まれます。
このツールパス作業平面の例では、${select(error(toolpath.Workplane) は「ツールパス作業平面はありますか?」と質問しています。
回答が「いいえ、 作業平面はありません。」の場合、PowerMill は事前に定義した値「WORLD」を表示します。回答が「はい、作業平面はあります。」の場合、PowerMill はパラメーター文字列「toolpath.wokplane.name」の結果を表示します。
独自の条件式を記述する場合は、次の構造を使用します。
${select(error(parameter in question), "value displayed if parameter cannot be resolved", "$parameter to be displayed if <PRODUCt> can resolve parameter")}