この例では、ストック素材に対する過剰加工の回避方法を説明します。これにより、ストックモデルへの切込みを制御し、工具へのダメージを防止します。examples フォルダーの powerdrill.dgk モデルを使用します。

- ポケットの周囲にブロックを作成します。

- 30mm のエンドミルを使用し、モデル領域切削ツールパスを作成します。

- ストックモデル コンテキストメニューから ストックモデル作成 を選択します。
- 個別のストック モデル コンテキスト メニューから 適用 > アクティブ ツールパス(最下部) を選択します。
- 個別のストックモデルコンテキストメニューから 計算 を選択します。

- 10mm エンドミルを使用し、等高線仕上げ加工ツールパスを作成します。以下のように、ストックエンゲージメント ページを設定します。
- 切込み を選択し、
に 2.0 と入力します。
- 作成済みの ストックモデル を選択します。
- 計算 をクリックします。

ストックモデルを非表示にしてツールパスを確認します。

ViewMill シミュレーションを使用して確認します。

ツールパスが、モデルではなくストックモデルをたどる様子を確認することができます。
ストックエンゲージメントを制御しない場合、ツールパスはストックの代わりにモデルをたどります。
- ストラテジー ダイアログで
をクリックし、等高線ツールパスを作成します。
- 以下のように、ストックエンゲージメント ページを設定します。
- ストックモデル から なし を選択します。
- 計算 をクリックします。

ViewMill シミュレーションを使用して確認します。

このツールパスエンゲージメントでは、中央に芯を残して極小コーナー周りを加工します。そのため、過剰切込みや工具負荷が発生します。
