ストックエンゲージメント は、超過ストックの加工時に発生する工具ダメージを回避し、サーフェス仕上げ加工の質を向上させます。過剰工具エンゲージメントが排除されるので、より速い送り速度を使用することもできます。極小素材、または、素材なし領域を加工するツールパスを削除し、エアーカットを回避します。これにより、加工時間が短縮されます。この機能は、ストックモデルを使用し、中仕上げに有用です。
このページには、以下のオプションが表示されます。
切込み - ストック素材への最大許容切込みを指定します。
- ストックへの最大許容切込みを入力します。 軸方向切込み有効/無効
ボタンをクリックすると、切込み 項目が 径方向切込み
に変化し、軸方向切込み
項目が表示されます。これにより、径方向、および、軸方向 の切込み
に異なる値を指定することができます。
ストックのみ加工 - 削り残し素材のみ加工します。削り残し素材を加工するツールパスセグメントは、保持されます。削り残し素材を加工しないツールパスセグメントは、削除されます。
指定より厚い素材検出 - しきい値を入力します。PowerMill は、指定されたしきい値より薄い削り残し素材を無視します。この機能により、2 度目の加工が無駄になる極薄領域の加工を回避します。 このような薄い領域は、以前のツールパスのカスプにより発生します。
削除対象最小長さ - しきい値を入力します。PowerMill は、削り残し素材の加工を行わず、しきい値よりも長いツールパス セグメントを削除します。しきい値よりも短いセグメントは、削り残し素材の加工を行わなくても削除されません。これにより、断片化されたツールパス、および、そのようなセグメントを連結する関連するエアーカットの作成が回避されます。
ストックモデル - 切込み の指定に使用するストックモデルを選択します。ストックモデルが未選択の場合、ストックモデルエンゲージメントは考慮されません。
ストックモデル状態 - ストックのみ加工 オプションの指定に使用するモデル状態を選択します。ストックモデルが未選択の場合、ストックモデルエンゲージメントは考慮されません。
詳細については、未加工ストックへの加工の回避方法およびストックのみ加工を参照してください。