方向ベクトル は、特定方向でベクトルをアラインし、工具を進めます。工具のコンタクトトラックは変更されません。ただし、工具コンタクトポジションは、工具方向の変更に依存します。
以下の場合に、方向 ベクトルは有用です。
方向ベクトル - 工具方向の制御方法を選択します。
これらのオプションを確認するには、まず、[ツールパス] タブ > [表示] パネル > [表示] > [方向ベクトル] をクリックして方向ベクトルを表示します。その後、個別のツールパス メニューから 最初からシミュレーション を選択し、ツールパスのシミュレーションを行います。
フリー - 方向ベクトルは制御されません。
固定方向 - 方向ベクトルは常に同一方向を向きます。
進行方向 - ベクトルの方向は、進行方向により指定されます。
オフセット角度 - ベクトルの方向角度を入力します。このオプションを使用し、マシンヘッドを適切な方向に設定します。
これらのオプションを確認するには、まず、[ツールパス] タブ > [表示] パネル > [表示] > [方向ベクトル] をクリックして方向ベクトルを表示します。その後、個別のツールパス メニューから 最初からシミュレーション を選択し、ツールパスのシミュレーションを行います。
オフセット角度 - 0
オフセット角度 - 30
方向 - ベクトルを定義します。方向ベクトルは、常に工具軸に垂直になります。非垂直工具軸の使用中に適切に方向を指定するには、アジマス、および、エレベーション 角度を指定します。このオプションは、方向ベクトル から 固定方向 を選択した場合のみ有効になります。
アジマス - XY 平面のラインの角度を入力します。X 軸 0 で、Z 軸を中心に反時計回りに回転が測定されます。
エレベーション - 垂直(Z)に相対し、ラインの角度を入力します。
ベクトル成分 項目 - 項目に値を入力し、IJK ベクトル成分からベクトルを定義して、加工軸方向を編集します。
- 方向 ダイアログを表示します。このダイアログを使用し、方向ベクトルの編集オプションを表示します。
スムース方向ベクトル - 工具方向の急転換を回避します。このオプションは、方向ベクトル から 進行方向 を選択した場合のみ有効になります。
最大補正角度 - スムージングが行われた方向ベクトルと、オリジナルとの最大角度偏差を入力します。
ブレンド距離 - 指定された方向で工具方向をスムージングします。オリジナル ツールパスで方向が急転換すると(右傾斜コーナーなど)、工具方向の急転換によって傷が付く場合があります。これを回避するために、ブレンド距離 を使用して方向転換を緩やかにします。これにより、サーフェス仕上げ加工の質が向上します。このオプションは、方向ベクトル で 進行方向 が選択されている場合にのみ使用できます。
これらのオプションを確認するには、まず、[ツールパス] タブ > [表示] パネル > [表示] > [方向ベクトル] をクリックして方向ベクトルを表示します。その後、個別のツールパス メニューから 最初からシミュレーション を選択し、ツールパスのシミュレーションを行います。
スムース方向ベクトル - 未選択
スムース方向ベクトル - 選択
ブレンド距離 - 5