数式編集の使用方法

数式編集 を使用し、単純な数式や、パラメーター値を自動計算するための複雑な数式の作成が可能です。例えば、選択したツールパスで、ステップオーバーが常に工具直径の 0.5 倍になるように設定することができます。

数式編集 は、[ビュー] タブ > [ウィンドウ] パネル > [ユーザー インターフェース] > [数式ツールバー] をクリックして表示します。

注: このツールバーは、既定で無効になっています。数式編集を有効にするには、適切なダイアログを表示してパラメーター項目をクリックします。これにより、数式項目が緑色に変化します。

数式編集には、数式項目 、および、数式の管理を有効にするグループオプション が含まれています。

- 数式項目を使用し、既存の数式の表示や新規数式を作成します。 左側に表示される名称は、数式の作成対象パラメーター項目を表します。

数式の計算値表示 - 数式を計算します。 再度このボタンを選択すると、数式と数値が切替わります。

元に戻す - 最終編集を元に戻します。

やり直し - 最終編集をやり直します。

了解 - 数式を了解します。

キャンセル - 最新の編集をキャンセルし、数式を以前の状態に戻します。

tool.diameter/2 のような単純な数式、または、cos(45)*sqrt(((tool.diameter/2)^2)-(((tool.diameter/2)-tolerance)^2))*2 のような複雑な数式の利用が可能です。

以下のいずれかを選択し、数式の作成に有効なパラメーターリストを表示します。

PowerMill の数式には、無関連なパラメーターの利用はできません。

PowerMill の内蔵数式に算出されたパラメーター項目では、数式は保持されません。例えば、工具ダイアログでは 長さ 項目の作成が可能です。ただし、直径 項目に値を入力すると、PowerMill が内蔵数式である 長さ = 直径*5長さ 項目を更新するため、長さ値は保持されません。