ストック モデル は、加工途中の未加工ストックを表します。ストック モデル は、削り残し加工で参照ツールパスを使用する代わりとなる方法です。
参照ツールパスではなくストック モデルを使用する利点は次のとおりです。
- ストック モデルでは、参照ツールパスで使用されているものとは別の作業平面を使用できます。ただし、取り残し加工ツールパスを使用する場合は、参照しているツールパスと同じ作業平面を使用する必要があります。
- 余分な材料をより正確に表示することができます。
- ストック モデルに参照される取り残し加工ストラテジーは、そのストック モデル内に登録された以前のすべての操作を考慮します。
プロジェクトでストック モデルを使用するには、まずストック モデル エンティティを作成し、ブロックに続いて多様なツールパスを適用します。各更新後、ストック モデルは自己調整され、ブロックから残された未加工素材を表示します。
エンティティがストック モデルに適用されると、ストック モデル状態 を生成します。これは加工工程における特定のポイントにおけるストック マテリアルの状態を表し、ストック モデルで現在適用されているエンティティの操作によって定義されます。
ストックモデル内のアクティブ状態のアイテムにより、以下のように作用します。
- ブロック － ストックモデルは、ストックにエンティティを適用する前の初期状態になります。 使用方法により、個別のストックモデル がブロックになる場合もあります。
- ツールパス － ストックモデルは、ストックの直前の状態にツールパスを適用した後の状態になります。
- 工具 － ストックモデルは、当該工具を使用して自動的に作成されたラスターツールパスを適用した後の状態になります。
ストック モデル はエクスプローラーで次のように表示されます。
ストック モデルの計算で使用されるエンティティを示します。
ストック モデルを参照するエンティティを示します。
ストック モデル状態を計算する必要があることを示します。