エンベットパターン仕上げ加工ツールパス - 彫刻の例

作成された エンベットパターン を使用し、ツールパスの工具コンタクトポイントの定義が可能です。この例では、ツールパスの彫刻方法を説明します。エンベットパターン仕上げ加工 ダイアログは、輪郭仕上げ加工 ダイアログと類似しています。

  1. [ホーム] タブ > [ツールパス作成] パネル > [ツールパス] をクリックし、ストラテジー選択 ダイアログを表示します。
  2. 仕上げ加工 カテゴリから エンベットパターン仕上げ加工 を選択します。
  3. 工具 ページの 工具 リストから を選択します。テーパー付きボールエンドミル ページが表示されます。
  4. 以下のように、テーパー付きボールエンドミル ページを設定します。
    1. 直径3 と入力します。
    2. 先端半径0.2 と入力します。
    3. 先端角30 と入力します。
    4. 長さ15 と入力します。
  5. 以下のように、工具軸 ページを設定します。
    1. 工具軸 から リード / リーン を選択します。
    2. リード0 と入力します。
    3. リーン0 と入力します。
    4. モード から 接触法線 を選択します。
  6. 以下のように、エンベットパターン仕上げ加工 ページを設定します。
    1. ドライブカーブ セクションで、エンベッドパターンエンティティ から エンベッドパターンの作成例 で作成された TrebleClef_1 を選択します。
    2. 下限値 セクションで 軸方向オフセット-1 と入力します。
    3. ガウジ回避 セクションで、ガウジチェック を選択解除します。サーフェスに彫刻を施す場合、あえてツールパスがサーフェスにガウジするようにします。
  7. 以下のように、マルチカット ページを設定します。
    1. モード から 下方オフセット を選択します。
    2. 順序変更方法 から レベル を選択します。
    3. 最大加工数 を選択解除します。
    4. 上限 を選択し、3 と入力します。このオプションは、モード から 下方オフセット を選択した場合のみ有効になります。
    5. 最大 Z 方向削り込み量1 と入力します。
  8. 計算 をクリックし、エンベットツールパスを作成します。

注: ツールパスの下限パスは、エンベットパターンの 1mm 下方になります。また、ツールパスとエンベットパターンの相違として、エンベットパターンは工具接触位置、ツールパスは工具先端位置に配置されます。