厚さシェーディング

このオプションを使用して、モデルに肉厚シェーディングを適用します。肉厚シェーディングにより、ソリッドの厚さを視覚化することができます。これにより、モデルの内部詳細を表示できます。

厚さは、ソリッド内の、いずれのサーフェスも通過しない可能な限り大きなボールによって計測されます。このボールはソリッド内を移動するため、スペースを埋めるように適宜、大きくなったり小さくなったりします。下のモデルの正面フェースを切取り、内部を移動する計測ボールを示します。

次の方法で、肉厚シェーディングを使用します。

  1. ソリッドモデルを選択します。
  2. [視覚化]タブ > [シェーディング]パネル > [厚さ]をクリックします。

    クリック後に厚さが計算されるため、ダイアログが開くまでに時間がかかります。かかる時間はモデルのサイズにより異なります。

  3. [肉厚配色スケール]ダイアログを使用して、配色厚さ表示のスケールをダイナミックに変更します。
    • 最大肉厚 - このボックスに表示されている値よりも厚いモデルの領域は、青色で表示されます。 スライダーを使用してこの値を調整すると、モデルの配色が変更されます。
    • 最小肉厚 - このボックスに表示されている値よりも薄いモデルの領域は、赤で表示されます。 スライダーを使用してこの値を調整すると、モデルの配色が変更されます。

      中間の色は、ダイアログ内の配色スケールに応じて表示されます。

    • 断面を作成 - モデルのワイヤーフレーム断面をリアルタイムで作成することができます。

      断面の作成前に、関連する平面が定義されていることを確認します。 セクションが作成される平面は、アクティブワークプレーン(選択時)、または、断面を作成 をクリックする際のグラフィックウィンドウの平面のどちらかになります。

      断面を作成 を選択すると、断面 ダイアログが表示されます。 断面の位置は、このダイアログを使用して変更することができます。 右側の例ではスライダーが 50% に設定されています。

    ソリッドのサーフェス上の各ポイントで表示される色は、ボールがそのポイントに接触するときの直径を表します。