フィレットサーフェス

フィレットは、2 つのサーフェスの交差によって形成される内部、または、外部コーナーを丸み付けします。PowerShape では、交差する任意のサーフェス ペアの間に一定半径のフィレット サーフェスを作成することができます。

2 つの交差サーフェス間の典型的なフィレットサーフェス

注: 一定半径フィレットは、それと同じ半径のボールノーズカッターを使用してシングルパスで加工することができます。
注: 次図のように、フィレットサーフェスは 2 つのサーフェスが 2 重のカーブ形状であっても、(トレランスの範囲内で)正確に両方のサーフェスをたどります。

2 つのサーフェスが交差しない場合に、フィレットを作成することができます。ただし、フィレット半径によってオフセットされている場合、サーフェスは交差します。

次図のように、分岐する 2 つのサーフェスには、フィレット半径だけオフセットした場合、フィレットは交差するサーフェス部分の間に作成されます。

この種の別のフィレットは次図のようになります。

(急なコーナーによる場合や内側半径がフィレット半径より小さい場合など)サーフェス間の交差ラインに不連続性が存在する場合、PowerShape はラインの破損していない部分から一連のフィレットを作成します。例えば次図のフィレットでは、単一フィレットサーフェスを作成するために、各コーナー部分のフィレットと、各辺の部分のフィレットの 6 つの個別フィレットから構成されています。

可変半径フィレットは、指定した点ごとに異なる半径値を使用して作成するフィレットです。

前図では、可変半径フィレットが効果的に使用されています。一定フィレットでは、フィレットの長さ全体に対して小さな半径のみ使用されますが、ここでは片側で大きな半径を使用して長さを改良し、狭小サイドでフィレットが切れてしまうのを防いでいます。