Dynamo 3.0.3 では、単一の場所でのパッケージ管理、カテゴリ別のノード検索、改善された Revit サンプル グラフなどが導入されました。

特に注目していただきたい点は次のとおりです。
- リンク モデルを使用する作業の効率化: リンクされたインスタンスで作業する際に複数のノードを使用できるため、リンクされた要素に適用される位置と変換を把握し、そのプロパティを使用して作業することができます。
- ジオメトリとの相互作用の改善: 新しい Detail Level ノードと Element.GetGeometry ノードを使用して、詳細レベルに基づいて Revit ジオメトリを検索し、ジオメトリに関連付けられている要素 ID にアクセスすることができます。Dynamo で緑色の要素 ID ボタンをクリックすると、Revit でリンクされた要素に合わせてズームできるようになりました。
- 地形ソリッド ノード: Revit 内で地形ソリッド ノードを使用して地形ソリッド要素を生成します。
- Package Manager: 新しい[Package Manager]ダイアログ ボックスでは、単一の場所でパッケージを検索および管理できます。Package Manager には、次の機能があります。
- 他のパッケージとの依存関係を持つパッケージまたは持たないパッケージを表示する新しいフィルタ オプションが追加されたパッケージ検索
- [Package Manager]ウィンドウに表示されるパッケージの詳細パネル
- 新しいパッケージまたは既存のパッケージの新しいバージョンをアップロードするための更新されたワークフロー
- 現在インストールされているすべてのパッケージのリスト
- アップロードしたパッケージのリスト
- パッケージ設定へのアクセス
- カテゴリ別にノードを検索する: この改善された検索では、ノード カテゴリをピリオドで指定できるようになりました。たとえば、「list.r」を検索すると、List カテゴリに属し、文字 R で始まるノードが返されます。
- 読みやすい Watch ノードのテキスト: Watch ノードで複数行のテキストが読みやすくなりました。必要に応じて、スクロール バーが既定で表示されます。サイズ変更ハンドルを使用して、さらにテキストを表示することもできます。
- 更新された Revit サンプル ファイル: [ヘルプ]
[サンプル]
[Revit] の Dynamo サンプル ファイルが更新され、グラフの使用を支援する役立つ説明が記載されるようになりました。この更新により、重複するノードや廃止されたノードも削除されています。
- Dynamo ライブラリの Gate ノードと Remember ノード: 標準の Dynamo ライブラリに、Gate ノードと Remember ノードが含まれるようになりました。Gate ノードを使用すると、グラフの各セクションで実行をコントロールできます。Open のゲートは変更なくデータを渡し、Close のゲートは下流にデータを送りません。Remember ノードは、Dynamo ファイルに渡すデータを保存し、入力が null の場合は、保存されたデータを返します。
ハイライトの完全なリストについては、「Dynamo for Revit 3.0.3 の新機能」を参照してください。主な機能更新、その意味、および使用方法の詳細については、Dynamo ブログを参照してください。