Revit 2025.2 の Dynamo 3.2.1 には、新しいホームページのエクスペリエンス、テンプレートに基づいてワークスペースを作成する機能、一連のパネル ノードなどが含まれています。
特に注目していただきたい点は次のとおりです。
- 新しい Dynamo ホーム: 新しいホームページでは、Revit との一貫性が向上しただけでなく、最近のグラフのタブ、Revit のサンプル グラフ、学習コンテンツなど、いくつかの改善も行われました。グラフはリスト ビューまたはグリッド ビューで表示できます。このビューには、使用可能な場合はグラフのサムネイルが含まれます。新しい Dynamo ホームには、インタラクティブ ガイドやビデオ チュートリアルなどのリソースへのリンクも用意されています。
- ワークスペース テンプレート: テンプレートを使用して新しいワークスペースを開くと、グラフ プロパティなど、あらかじめ定義されたグラフ要素を新しいグラフに簡単に適用でき、毎回手動で再適用する必要がありません。テンプレートを作成するには、.DYN ファイルを指定したテンプレート フォルダに移動または貼り付けます。[ファイル]
[開く] [テンプレート]の順に選択して(Ctrl + T)、テンプレートに基づいて新しいワークスペースを開きます。[Dynamo] [基本設定] [一般] [テンプレート]で、テンプレートのフォルダの場所を変更することができます。
- T スプライン ノード: 以前はサンプル モードのみでしたが、Dynamo で T スプライン ノードのスイートが既定で使用できるようになりました。T スプラインを使用すると、制御点またはケージの最小セットを使用して、小さなサーフェスを縫い合わせて、連続したスムーズな要素を作成できます。具体的には、T スプラインはサーフェス タイプで、一般的にはオーガニック デザインやトポロジ的に複雑な形状をモデリングする場合に役立ちます。T スプライン ノードは、ノード ライブラリの[Geometry] [TSpline]にあります。また、これらのノードはノード検索やノードのオートコンプリートでも表示されます。
- パネル ノード: ノード ライブラリでパネル ノードのスイートを使用できます。これらのノードを使用して、曲面サーフェス上にパネルを作成できます。これらのノードはサンプル モードで使用でき、[フィーチャ] [サンプル]の下にある[基本設定]パネルで有効にすることができます。有効にすると、[Geometry] [PanelSurface]の下に表示されます。各パネルのドキュメント ブラウザにはヘルプ ドキュメント、イメージ、サンプル グラフが含まれています(ノードを右クリックして[ヘルプ]を選択することでアクセスできます)。
- 入力データ タイプを検証するための DefineData ノード: DefineData ノードは、入力データのデータ タイプを検証します。このオプションを使用して、ローカル データが目的のタイプであることを確認できます。
- すべてのプレビュー バルーンを固定解除して折りたたむ: グラフ内のプレビュー バルーンを固定解除して折りたたむには、[編集] [すべてのプレビュー バルーンを固定解除]に移動するか、ショートカット[Ctrl]+[K]を使用します。
- ノード ライブラリの表示の改善: すべてのノード アイコンが更新され、高解像度でより大きく、より鮮明になりました。さらに、ノード ライブラリの間隔が縮小され、既定でより多くのコンテンツを画面に表示できるようになりました。
ハイライトの完全なリストについては、「Dynamo for Revit 3.2.1 の新機能」を参照してください。主な機能更新、その意味、および使用方法の詳細については、Dynamo ブログを参照してください。